事業内容
株式会社ランドビジネスは1985年設立の東証スタンダード上場企業。「美しく安全で長期にわたり社会を支える街づくり」を理念に、東京都心を中心としたオフィスビル・レジデンスの賃貸・投資事業を主力とする不動産関連事業を収益基盤に据え、外食事業(高付加価値レストラン)および服飾事業(高品質婦人服・紳士服の企画・製造・販売)を展開する。
2025年9月期の連結売上高は18,603百万円で、M&Aを通じた事業規模拡大を積極的に推進している。主要顧客はオフィスビル・レジデンスのテナント・入居者、外食利用者、服飾品購買者と多岐にわたる。
ビジネスモデル
不動産関連事業では、保有物件の賃貸収入による安定キャッシュフローを確保しつつ、リビルド工事で資産価値を高めた後に適切なタイミングで売却する投資サイクルを回す。外食事業は不動産事業で培ったデザイン力を活用した高付加価値店舗を展開し、服飾事業は企画・製造・販売の一貫体制でブランド価値を訴求する。
M&Aによる子会社化で各事業の規模拡大を図る戦略を採る。
企業の強み
2025年9月期の不動産関連事業はセグメント売上高10,014百万円に対しセグメント利益4,140百万円、利益率41.3%を達成。的確なリーシング戦略による高稼働率維持と賃料アップ、販売用不動産の売却(前期比141.7%増)が寄与し、前期比210.0%増の大幅増益を実現した。
不動産事業で培ったデザイン力を外食店舗内装に活用するクロスセル構造を持つ。服飾事業では株式会社フランドル・株式会社Tex Techとの連携により商品企画・製造・販売を一貫してグループ内で完結。
欧州ではLand Business Italia S.r.l・Land Business Parisを通じた委託製造オペレーションも展開する。
2023年以降、株式会社Tex Tech・甲府貴宝・株式会社フランドル・株式会社TAKEWAKA・寿月興産有限会社・村田商事株式会社と連続的にM&Aを実施。これにより売上高は2022年9月期4,645百万円から2025年9月期18,603百万円へと約4倍に拡大した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期4,588百万円から2025期18,603百万円へとM&A主導で急拡大し、2026期通期予想は24,650百万円(前期比32.5%増)。営業利益は2024期に△1,552百万円の大幅赤字を計上後、2025期に635百万円で黒字転換、2026期中間期単独で3,462百万円と急回復。
不動産関連事業における販売用不動産の売却(棚卸資産減少額3,920百万円が営業CFに貢献)が業績急拡大の主因。外部要因として、首都圏不動産市場での賃料上昇局面が追い風。
一方、最終利益は法人税負担の重さから中間期618百万円にとどまり、通期予想515百万円との整合性に注目が集まる。
成長戦略
不動産賃貸基盤の強化とM&A活用による多角化事業の収益化
的確なリーシング戦略によるオフィスビル・レジデンスの高稼働率確保と賃料引き上げを推進。保有物件のリビルド工事により資産価値を高め、売却益も獲得する複合戦略。中間期セグメント利益5,120百万円(利益率47.0%)と高収益を実現。
有限会社エフイーエヌ(取得原価500百万円)の連結子会社化により、Duvetica™等欧州高付加価値ブランドの対日独占販売権と国内約60社の卸売網を獲得。Land Business Italia S.r.l・Land Business Paris参画による欧州委託製造拡充も進行中。
服飾事業の損失は前年同期△621百万円から△291百万円へ改善。
新規出店候補地の特性に合わせた市場開拓と店舗設計を推進し、開店準備を継続。既存店ではメニュー・サービス改良による集客力向上に取り組む。売上高は前年同期比24.3%増の701百万円と増収も、セグメント損失は543百万円と拡大しており、収益化には時間を要する状況。
当中間期に有限会社エフイーエヌ(服飾)および株式会社アップルアンドローゼス(菓子・飲食、持分法適用)を取得。M&Aを通じた事業規模拡大と新規収益源の獲得を継続的に推進。のれん残高は1,050百万円(前期末865百万円から増加)。
最終更新: 2026年7月17日

