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株式会社あかつき本社

8737東証スタンダード証券・商品先物取引業

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株式会社あかつき本社8737

事業内容

株式会社あかつき本社は、あかつき証券㈱を中核とする証券関連事業と、㈱マイプレイス・㈱バウテックグループを中核とする不動産関連事業を展開する持株会社(東証スタンダード市場上場)。証券関連事業ではIFAビジネスおよび地域金融機関アライアンスを通じた資産管理サービスを提供し、不動産関連事業では首都圏・近畿圏での中古マンション買取再販・リノベーション、高齢者施設開発・アセットマネジメントを手掛ける。

子会社16社・関連会社3社を擁し、2026年3月期の連結営業収益は68,718百万円に達する。主要顧客は富裕層個人投資家・IFA事業者・地域金融機関・住宅一次取得者層など多岐にわたる。

ビジネスモデル

証券関連事業では、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)や地域金融機関を通じて顧客資産を預かり、受入手数料・トレーディング損益・残高連動手数料を収益源とする。不動産関連事業では中古マンションを仕入れてリノベーション後に再販するバリューアップ型モデルを採用し、内製施工会社(㈱バウテックグループ)による工事マージンも取り込む。

高齢者施設はファンドスキームを通じた開発・売却益で収益を補完する。

企業の強み

2014年から本格参入したIFAビジネスにおいて、2026年3月末の預り資産残高は803,874百万円(前期末比177,789百万円増)、うちIFA部門は522,486百万円(同122,193百万円増)と拡大を継続。対面サポート体制・AIチャット・IFAポータルサイト等の独自インフラが仲介業者の囲い込みに寄与している。

愛知信用金庫・房総信用組合・興産信用金庫との新規提携(2025年10月〜2026年3月)を含む地域金融機関との業務提携網を継続拡大。㈱しん証券さかもとを持分法適用会社(議決権33.4%)化するなどM&Aも活用し、競合が短期間で模倣困難な提携ネットワークを構築している。

㈱マイプレイスによる買取(2026年3月期仕入847戸)、㈱バウテックグループによる内製リノベーション(完工1,085戸)、㈱マイプランナーによる販売支援を一体運営。外販304戸を含む施工能力の外部展開も進んでおり、コスト管理と収益多様化を同時に実現している。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期の不動産関連事業は営業収益52,257百万円・セグメント利益4,702百万円と連結業績の主要ドライバーとなった。ただし、収益の大部分が中古マンション買取再販に依存しており、外部要因として金利上昇・不動産市況の悪化が生じた場合、在庫(期末723戸)の評価損リスクや販売単価の下落が業績に直接影響する構造は変わらない。

高齢者施設売却益(2025年9月)のような非定期収益への依存度も注視が必要。

2026年3月期の証券関連事業は受入手数料8,626百万円(前期比29.7%増)、セグメント利益2,446百万円(同14.5%増)と増益を達成。一方、トレーディング損益は7,098百万円と前期(8,558百万円)から減少しており、市況変動による収益ブレが依然大きい。

預り資産残高の積み上げによるフィー収入の安定化が進む中、外部要因として株式市場の動向がトレーディング収益に与える影響を継続的に確認する必要がある。

2026年3月期において5か年経営数値目標(還元前株主資本230億円)に対し実績248億円と目標を達成。一方、2027年3月期の連結業績予想は中東情勢の緊張や金利水準の動向を理由に未開示であり、次期経営数値目標も策定中。

配当は2027年3月期予想30.0円(純資産配当率4.0%水準)を維持する方針だが、業績予想の不透明さは機関投資家の評価において割引要因となり得る。財務活動CFは459百万円の支出にとどまり、社債の発行・償還が均衡しているが、現金及び現金同等物は13,851百万円と前期比4,716百万円減少している点も確認が必要。

成長戦略

IFAビジネス・地域金融機関アライアンスの拡大と不動産事業の近畿圏展開による二軸成長

預り資産残高の拡大を主軸に、国内投資信託945銘柄・外国投資信託・外国債券の取扱拡充、国内株式VWAPギャランティ取引開始、「チョイス!」手数料コースのリニューアルなど顧客利便性向上施策を継続。2026年3月期末IFA部門預り資産522,486百万円と目標を上回る水準で推移。

2025年10月愛知信用金庫、2026年2月房総信用組合、2026年3月興産信用金庫と新規業務提携を締結。㈱しん証券さかもとの持分法適用会社化(議決権33.4%)により資本関係も強化。

提携金融機関における管理資産残高を含めた預り資産残高は8,038億円(前期末比1,777億円増)と5か年目標7,000億円を超過達成。

首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)に加え近畿圏(大阪・兵庫・京都)への営業エリア拡大を推進。2026年3月期の販売戸数は880戸(前期904戸)と5か年目標1,000戸超には未達。仕入戸数847戸(前期777戸)と積み上げは継続しており、期末在庫723戸を背景に次期以降の販売拡大余地を確保。

EWアセットマネジメント㈱が高齢者施設の開発・売却を推進。2025年4月に福岡市「メディケア癒やし五番館長住」がオープン、2025年9月に熊本市「メディケア癒やし花園」を売却。2026年3月末時点の稼働施設は3件、累計開発件数は13件(5か年目標15件に対し未達)。

2026年3月期をもって5か年経営数値目標(還元前株主資本230億円)を達成(実績248億円)。2027年3月期以降の業績予想および新たな複数年度経営数値目標については、中東情勢の緊張や金利水準の動向等の影響を精査中であり、決定次第速やかに開示予定。

最終更新: 2026年7月19日