鋼材価格変動リスク
鋼板・鋼管・ステンレス等の鋼材価格が急激かつ大幅に変動した場合、価格転嫁が困難となり経営成績に影響を及ぼす可能性がある。また流通過程での在庫過多・品切れ・資金調達等のリスクも内包しており、販売先の使用量や仕入メーカーの生産量情報を迅速に分析し合理的に対応するよう努めている。
商品在庫の実在性リスク
鉄鋼製品の商品残高は総資産の約2〜3割を占めており、帳簿残高と現物に大きな差異が生じた場合、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。対策として自社倉庫では半期ごとの実地棚卸、寄託倉庫では在庫保管証明書と帳簿残高の照合および「棚卸実施基準」に基づく実地棚卸を実施している。
自動車業界依存・EVシフトリスク
売上高の約6割が自動車業界向けであり、うちトヨタ自動車系列との取引が売上高の約4割を占める高い顧客集中リスクがある。EVシフトによる既存鋼材需要の減少や海外生産シフトによる国内生産の減少が進んだ場合、経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があり、アルミ・チタン・樹脂等マルチマテリアルの供給体制構築と部品メーカーとの関係強化により対応を図っている。
与信・売掛債権リスク
国内外の取引先に対する売掛債権等に信用リスクが存在し、取引先の信用状態が悪化し多額の債務履行に問題が生じた場合、経営成績に影響を及ぼす可能性がある。「取引限度枠管理規程」に基づく与信管理を実施し、要注意先については経営トップを含むヒアリングによるモニタリング強化を行っている。
保有株式の株価変動リスク
取引先を中心に政策保有株式を保有しており、市場変動や保有先企業の業績悪化による急激な株価下落が生じた場合、ROA・ROEへの影響のほか保有株式の減損等が発生し財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。政策保有株については保有意義を定期的に確認し縮減方針で臨むとともに、継続的な株価モニタリングを実施している。
金利変動リスク
有利子負債の変動金利は全てTibor連動であり、日銀の金融政策の影響により大幅な金利上昇が生じた場合、支払利息の増加を招き経営成績に影響を及ぼす可能性がある。変動金利と固定金利の組み合わせによるリスク低減、有利子負債の総額・長短バランスの検討、フリーキャッシュ・フローの改善に努めている。
オペレーショナルリスク
役員・社員の不正・不法行為や事故発生について、コンプライアンス・安全衛生・内部統制・リスク管理の各委員会活動を通じて防止に努めているが、従業員等の悪意・重大な過失・想定外の事象等により重大な不正行為や事故が発生した場合、経営成績に影響を及ぼす可能性がある。牽制機能の強化を図り実効性の向上に取り組んでいる。
自然災害・感染症等リスク
地震・洪水等の自然災害、火災、感染症の流行、テロや戦争等による社会的混乱が発生した場合、事業活動の停止・機会損失・復旧費用の多額負担等により経営成績に影響を及ぼす可能性がある。損害保険の加入、耐震工事の実施、リモートワークの活用等の対策を講じているが、現在想定以上の損害が発生するリスクは排除できない。
情報セキュリティリスク
外部からのサイバー攻撃やコンピューターウイルス侵入等によるインフラ障害が発生した場合、機密情報の漏洩または喪失により財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。「情報セキュリティ管理・運営規程」に基づく対策・社員教育・サイバー保険加入に加え、不測の事態発生時にはシステムプロフェッショナルの即時派遣による復旧体制を整備している。
メタルワングループとの関係
㈱メタルワンは当社の大株主であり、株主総会における議決権行使等を通じて当社の経営等に影響を及ぼし得る立場にある。同社の経営方針の動向によっては当社グループの経営体制に影響を及ぼす可能性があるが、現状では商圏・商流による棲み分けがなされており経営の独立性は確保されている。当連結会計年度のメタルワングループとの取引は販売962百万円、仕入及び加工取引3,168百万円(合計4,131百万円)であり、鋼材価格は市場実勢価格を基準としている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

