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株式会社BuySell Technologies

7685東証グロース卸売業

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事業内容

株式会社BuySell Technologiesは「人を超え、時を超え、たいせつなものをつなぐ架け橋となる。」をミッションに掲げ、着物・ブランド品・骨董品等を中心とした総合リユースサービスを展開する。主力の出張訪問買取「バイセル」に加え、「買取 福ちゃん(FUKU CHAN)」「日晃堂」を傘下に持ち、国内出張訪問買取事業において国内最大級のポジションを確立。

店舗買取事業では全国490店舗(2025年12月末時点)を展開し、買い取った商品をtoB(古物市場・業者間取引)およびtoC(自社EC・ECモール・百貨店催事)の複数販路で販売する。一般消費者(売り手)と法人・個人消費者(買い手)の双方を顧客とし、循環型社会の実現に貢献する事業モデルを構築している。

ビジネスモデル

収益の源泉は買取価格と販売価格の差益(粗利)にある。出張訪問買取と店舗買取の2チャネルで仕入を行い、古物市場・業者間オークション(toB)と自社ECサイト「バイセルオンライン」「BUYSELL brandchée」・ECモール・百貨店催事(toC)の複数販路で販売する。

商品ごとに最適な販路を選定することで収益性を最大化する構造であり、2025年12月期の売上総利益率は52.9%に達している。

企業の強み

「バイセル」「買取 福ちゃん(FUKU CHAN)」「日晃堂」の3ブランドを擁し、2025年12月期の出張訪問数は445,199件(前年同期比64.3%増)に達した。PMI推進による再訪率向上とインサイドセールス部門強化によるアポイントメント率改善が奏功し、出張訪問あたり変動利益は51,269円(前年同期比8.3%増)を記録している。

2020年以降、タイムレス・フォーナイン・日創・むすび・レクストホールディングスと連続的なM&Aを実行。明確なターゲット領域設定とデータドリブン経営を軸としたPMIにより、買収先のケイパビリティをグループ横断で活用する体制を構築。

2025年12月期売上高は100,614百万円と4年間で約4倍に拡大した。

出張訪問・店舗の2買取チャネルと、toB(古物市場・業者間取引)・toC(自社EC2サイト・ECモール・百貨店催事・海外販路)の多様な販路を保有。2025年12月期の売上総利益は53,290百万円(前年同期比68.3%増)、売上高営業利益率は9.0%を達成し、規模拡大と収益性向上を両立している。

エンヴァリスの着眼点

2026年1Qは売上高32,057百万円(前年同期比37.0%増)、営業利益5,123百万円(同111.4%増)と計画を大幅に超過し、通期業績予想を上方修正(売上高140,000百万円、営業利益15,600百万円)。一方、DelightZ社取得等によりのれん残高は16,784百万円(前期末比11.5%増)に膨張しており、総資産60,087百万円に対するのれん比率は約27.9%に達する。

M&A戦略の継続に伴うのれん償却負担と減損リスクは引き続き注視が必要。

2026年1Qの売上総利益は18,075百万円(売上総利益率56.4%)と前年同期(12,492百万円、53.4%)から大幅改善。ただし、経営者コメントによれば前期末キャリー在庫の計画的販売が当1Q業績を押し上げた要因の一つとされており、この一時的効果を除いた構造的な粗利率改善の持続性については2Q以降の実績で確認が必要。

外部要因として、リユース市場全体の需要拡大(節約志向・サステナビリティ意識の高まり)が追い風となっている点も考慮すべき。

2026年5月に発行決議した有償ストック・オプションは、2027年12月期営業利益200億円超かつ2028〜2029年12月期270億円超という高い行使条件を設定しており、経営陣の強い業績達成コミットメントを示す。一方、1年内返済予定長期借入金6,085百万円を含む有利子負債残高は26,744百万円(社債・長期借入金合計)に上り、自己資本比率39.1%と財務レバレッジは高い水準にある。

M&A継続に伴う追加借入の可能性も含め、キャッシュフロー創出力と負債返済能力の動向を継続的に確認すべき。

成長戦略

出張訪問買取の深耕・店舗600店超・M&Aロールアップ・グループシナジー最大化の4軸で成長加速

再訪強化施策による再訪率向上とグループシナジーによる骨董品買取増加で訪問あたり粗利単価を継続改善。2026年1Q出張訪問買取セグメント利益は3,701百万円(前年同期比137.6%増)と高い成長率を維持。

新規出店による店舗数拡大(2026年3月末502店)とリピート顧客獲得施策強化により査定あたり粗利単価を向上。バイセル・タイムレス・WAKABAの3ブランドで多様な顧客接点を確保し、店舗買取セグメント利益は前年同期比56.6%増を達成。

九州エリアのDelightZ社(「買取専門店 諭吉」)を2026年3月に子会社化(87.5%)、4月に完全子会社化(総取得原価2,492百万円、のれん総額2,382百万円)。グループ内吸収合併(レクストHD・むすび等)による経営資源効率化も完了し、ブランド統合によるシナジー拡大を推進。

2026年6月発行予定の有償ストック・オプション(取締役4名・従業員26名、行使価格3,325円)は、2027年12月期営業利益200億円超かつ2028〜2029年12月期270億円超を行使条件とする高い業績目標を設定。経営陣・従業員の業績達成インセンティブを強化。

最終更新: 2026年7月17日