継続企業の前提に関する重要事象
当社は7期連続で営業損失を計上しており、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせる事象が存在する。借入先である株式会社チヨダとの間で借入金返済期限を2027年8月まで延長することで合意しており、現時点では重要な不確実性は認められないと判断しているが、今後の資金繰りに懸念が生じる場合はGファンド(G Future Fund1号投資事業有限責任組合)からの支援や多様な手法による資金調達を検討するとしている。コアアイテム開発・不採算店舗退店・滞留在庫現金化等の改善施策を推進しているが、業績回復が計画通りに進まない場合、財務状況がさらに悪化するリスクがある。
商品計画・需要変動リスク
取扱衣料品は季節性が高く、冷夏・暖冬等の天候変動に加え、ファッションの流行やお客様嗜好の変化、競合他社の価格政策によって売上が左右される。これらの要素を勘案して商品計画・仕入を実施しているが、需要動向の変化に対応しきれない場合、過剰在庫や売上減少を通じて業績に悪影響を及ぼす可能性がある。特に7期連続営業損失という現状において、需要予測の失敗は財務体質のさらなる悪化に直結するリスクを持つ。
生産の特定地域依存リスク
取扱衣料品の多くは中国をはじめとするアジア各国からの輸入に依存しており、生産国の政治・経済情勢の変動、為替相場の変動、法制度の変更、大規模自然災害の発生等により、商品原価の上昇や商品供給の途絶が生じる可能性がある。特に中国への集中依存は地政学的リスクや貿易摩擦の影響を受けやすく、調達コストの急激な上昇が粗利率の悪化を招くリスクがある。当社は仕入コントロールの徹底と適正在庫維持を対策として掲げているが、供給途絶への具体的な代替調達策は明示されていない。
店舗賃貸借に関するリスク
店舗の大部分はデベロッパーや地主から賃借しており、出店時に差し入れた敷金・保証金の一部は契約期間満了時まで返還されない。貸主の倒産等が発生した場合、保証金の一部または敷金全部が回収不能となる可能性がある。また定期建物賃貸借契約を締結している店舗については、契約期間終了後に相手方の意思により再契約できない場合があり、店舗網の維持に支障をきたし業績に影響を及ぼす可能性がある。
人件費増加リスク
当社はパートタイム従業員の比率が高く、雇用保険料率・健康保険組合料率の引き上げや年金制度改正等により人件費が増加した場合、業績に悪影響を及ぼす可能性がある。固定費削減を収益改善施策の柱の一つとしているが、法定福利費の上昇は企業努力のみでは回避困難であり、パートタイム依存度の高い店舗運営モデルにおいてコスト構造を直撃するリスクがある。
個人情報漏洩リスク
個人情報保護方針・マニュアルの制定および従業員教育を含む社内制度の強化を推進しているが、個人情報の流出が発生した場合、社会的信用の失墜および損害賠償責任等により業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある。既に財務基盤が脆弱な状況において、情報漏洩に伴う損害賠償や顧客離れは経営に深刻な打撃を与えるリスクがある。
固定資産の減損リスク
「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しており、店舗業績の悪化等により一部の事業用資産について今後さらに減損損失が発生する可能性がある。7期連続営業損失という業績環境下では、不採算店舗の増加に伴い減損損失の追加計上が生じやすく、純資産の毀損を通じて財務体質のさらなる悪化につながるリスクがある。不採算店舗の退店を進めることで固定資産残高の圧縮を図っているが、退店コストも発生する点に留意が必要である。
自然災害・事故リスク
出店店舗周辺地域において大地震・津波・台風・洪水等の自然災害や予期せぬ事故が発生した場合、店舗施設への物理的障害や人的被害が生じ、販売活動が困難になり業績に影響を及ぼす可能性がある。多店舗展開による地理的分散はリスク軽減に寄与するが、広域災害の場合は複数店舗が同時に被害を受けるリスクがある。
風評被害リスク
ソーシャルメディアの急激な普及に伴い、インターネット上の書き込みによる風評被害が発生・拡散した場合、その内容の正確性にかかわらず業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある。情報拡散の速度が高まる現代において、ブランドイメージの毀損は顧客離れや売上減少に直結するリスクがあり、既に業績が低迷している当社にとって回復力が限られる点でリスクの深刻度が高まる。
グループ連携・業務提携リスク
業績回復施策の一環として、業務提携先であるジーエフホールディングス株式会社をはじめとする各グループ企業のリソース・ノウハウ活用によるシナジー効果の発揮を計画している。また資金繰り支援においてもGファンド(G Future Fund1号投資事業有限責任組合)への依存が想定されており、グループ各社の経営状況や提携関係の変化が当社の業績回復計画および資金調達に直接影響を及ぼすリスクがある。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月28日

