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ペットゴー株式会社

7140東証グロース小売業

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ペットゴー株式会社7140

事業内容

ペットゴー株式会社は2004年創業のペットヘルスケア特化型Eコマース企業。動物用医薬品・食事療法食・サプリメント等を自社EC・複数オンラインモール・オフラインのマルチチャネルで販売する。

2020年よりDTCブランド「ベッツワン」を展開し、2026年3月期のDTCブランド売上高比率は33.7%に達した。2025年にペットメディア事業(FLAFFY)、2025年12月に犬の預かりマッチング(DogHuggy)を子会社化し、モノ消費からコト消費へと事業領域を拡張。

累計ユニーク購入者数277万人、アクティブ購入者数46万人の顧客基盤を保有する。

ビジネスモデル

ナショナルブランド商品の販売で顧客を獲得しつつ、自社企画・OEM製造のDTCブランド「ベッツワン」への誘導で粗利率を改善する。自社EC・楽天・Amazon・Yahoo等のマルチチャネル展開により販売機会を最大化し、定期購入(サブスクコマース)で顧客LTVを向上させる。

自社ECの定期購入比率は56%(2026年3月期)に達し、リピート顧客がオンライン売上の約80%を占める安定収益構造を持つ。

企業の強み

自社EC・他社EC・オフラインを横断した販売活動を通じ、累計ユニーク購入者数277万人、アクティブ購入者数46万人を蓄積。ペット種・品種・ライフステージ・疾患等の付加価値の高いペットデータをDTCブランドの製品企画・マーケティング・グループ会社への送客に活用しており、競合が短期間で模倣困難な情報資産を形成している。

自社ECの定期購入比率は第17期33%から第22期56%へ継続的に上昇。オンライン売上の約80%がリピート顧客によるものであり、日常消費財としてのペットヘルスケア商品の特性と高い利便性が相まって、安定的な収益基盤を形成している。

2020年4月に発売したDTCブランド「ベッツワン」の売上高は2026年3月期に2,493百万円(前期比27.8%増)に達し、ブランド売上高合計に占める比率は前期20.9%から33.7%へ拡大。食事療法食・ノミマダニ駆除薬・サプリメント等に品揃えを拡充しており、ナショナルブランド依存からの脱却と粗利率改善の実績が積み上がっている。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期の売上高は7,420百万円(前期比17.8%減)と2期連続の大幅減収となり、営業損失204百万円・親会社株主帰属当期純損失270百万円と赤字転落した。ロイヤルカナンジャポン合同会社の食事療法食ブランドに関する商流変更(2024年9月開示)がナショナルブランド売上高を直撃した一方、DTCブランドへの広告販促投資が販管費を高水準(2,478百万円)に維持した。

DTCシフトの転換コストが収益を圧迫する構図が鮮明であり、2027年3月期の黒字回復(営業利益153百万円予想)の実現可能性を慎重に見極める必要がある。

現金及び現金同等物の期末残高は838百万円(前期1,264百万円から425百万円減少)と急減。投資活動CF(△372百万円)はFLAFFY・DogHuggy取得(305百万円支出)が主因。

短期借入金825百万円・長期借入金(1年内返済含む)292百万円と有利子負債は高水準を維持しており、自己資本比率は32.0%(前期37.0%)に低下。営業CFも△47百万円と赤字であり、2027年3月期に黒字転換できなければ財務余力の一段の低下が懸念される。

外部要因として、ペットの平均寿命伸長と1頭当たりペット関連年間支出額の増加によりペットヘルスケア市場は中長期的に拡大が見込まれる。一方、犬の飼育頭数は減少傾向にあり、物量の大幅拡大は期待しにくい環境。

DTCブランドの認知度向上には継続的な広告投資が必要であり、競合他社の参入・価格競争激化が収益回復の障害となるリスクがある。2027年3月期予想(売上高7,992百万円・前期比7.7%増)の達成にはDTCブランドの一段の拡販が不可欠。

成長戦略

DTCブランド主体の事業構造への転換で高利益体質を実現する「DTCシフト」

食事療法食を含む新製品の上市を継続し、DTCブランド売上高比率を33.7%(2026年3月期)からさらに拡大。高粗利のDTC製品構成比上昇により収益構造の改善を図る。

ホームセンター等オフライン店舗へのDTCブランド展開を拡大するとともに、各オンラインモールでのDTCブランド専門店新規出店を推進。自社EC以外の販路でのDTC比率向上を目指す。

2025年4月にFLAFFY(ペットメディア)、2025年12月にDogHuggy(ペットサービス)を連結子会社化。ペットメディア事業は2026年3月期に売上高291百万円・営業利益57百万円を計上し、新収益源として機能し始めている。

売上高7,992百万円(前期比7.7%増)・営業利益153百万円・経常利益138百万円・当期純利益82百万円を2027年3月期の会社予想として開示。DTCシフトの継続により赤字からの回復を計画。

最終更新: 2026年7月19日