事業内容
ペットゴー株式会社は2004年創業のペットヘルスケア特化型Eコマース企業。動物用医薬品・食事療法食・サプリメント等を自社EC・複数オンラインモール・オフラインのマルチチャネルで販売する。
2020年よりDTCブランド「ベッツワン」を展開し、2026年3月期のDTCブランド売上高比率は33.7%に達した。2025年にペットメディア事業(FLAFFY)、2025年12月に犬の預かりマッチング(DogHuggy)を子会社化し、モノ消費からコト消費へと事業領域を拡張。
累計ユニーク購入者数277万人、アクティブ購入者数46万人の顧客基盤を保有する。
ビジネスモデル
ナショナルブランド商品の販売で顧客を獲得しつつ、自社企画・OEM製造のDTCブランド「ベッツワン」への誘導で粗利率を改善する。自社EC・楽天・Amazon・Yahoo等のマルチチャネル展開により販売機会を最大化し、定期購入(サブスクコマース)で顧客LTVを向上させる。
自社ECの定期購入比率は56%(2026年3月期)に達し、リピート顧客がオンライン売上の約80%を占める安定収益構造を持つ。
企業の強み
自社EC・他社EC・オフラインを横断した販売活動を通じ、累計ユニーク購入者数277万人、アクティブ購入者数46万人を蓄積。ペット種・品種・ライフステージ・疾患等の付加価値の高いペットデータをDTCブランドの製品企画・マーケティング・グループ会社への送客に活用しており、競合が短期間で模倣困難な情報資産を形成している。
自社ECの定期購入比率は第17期33%から第22期56%へ継続的に上昇。オンライン売上の約80%がリピート顧客によるものであり、日常消費財としてのペットヘルスケア商品の特性と高い利便性が相まって、安定的な収益基盤を形成している。
2020年4月に発売したDTCブランド「ベッツワン」の売上高は2026年3月期に2,493百万円(前期比27.8%増)に達し、ブランド売上高合計に占める比率は前期20.9%から33.7%へ拡大。食事療法食・ノミマダニ駆除薬・サプリメント等に品揃えを拡充しており、ナショナルブランド依存からの脱却と粗利率改善の実績が積み上がっている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2023年3月期の10,026百万円をピークに3期連続で減少し、2026年3月期は7,420百万円と5期で最低水準。営業利益は2022年3月期165百万円→2024年3月期247百万円と改善後、2025年3月期228百万円、2026年3月期は△204百万円と赤字転落。
主因はロイヤルカナン食事療法食の商流変更によるナショナルブランド売上高の急減(自社EC△942百万円・他社EC等△964百万円)と、DTCブランド育成のための広告販促投資継続。外部環境として原材料価格高騰・円安による価格改定頻発が物量拡大を抑制。
2027年3月期は売上高7,992百万円・営業利益153百万円への回復を会社予想として開示している。
成長戦略
DTCブランド主体の事業構造への転換で高利益体質を実現する「DTCシフト」
食事療法食を含む新製品の上市を継続し、DTCブランド売上高比率を33.7%(2026年3月期)からさらに拡大。高粗利のDTC製品構成比上昇により収益構造の改善を図る。
ホームセンター等オフライン店舗へのDTCブランド展開を拡大するとともに、各オンラインモールでのDTCブランド専門店新規出店を推進。自社EC以外の販路でのDTC比率向上を目指す。
2025年4月にFLAFFY(ペットメディア)、2025年12月にDogHuggy(ペットサービス)を連結子会社化。ペットメディア事業は2026年3月期に売上高291百万円・営業利益57百万円を計上し、新収益源として機能し始めている。
売上高7,992百万円(前期比7.7%増)・営業利益153百万円・経常利益138百万円・当期純利益82百万円を2027年3月期の会社予想として開示。DTCシフトの継続により赤字からの回復を計画。
最終更新: 2026年7月19日

