太陽誘電株式会社6976
電子部品事業(単一セグメント)
積層セラミックコンデンサを主力とする電子部品専業メーカー
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(1Q累計) | 93,897百万円 | 84,810百万円 | ↑ |
| 営業利益(1Q累計) | 4,818百万円 | 3,142百万円 | ↑ |
| 経常利益(1Q累計) | 4,263百万円 | 256百万円 | ↑ |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益(1Q累計) | 2,504百万円 | △876百万円 | ↑ |
| 総資産 | 616,863百万円 | 615,536百万円 | ↑ |
| 純資産 | 368,259百万円 | 344,412百万円 | ↑ |
| 自己資本比率 | 59.7% | 56.0% | ↑ |
| 1株当たり四半期純利益 | 19.82円 | 7.02円 | ↑ |
| 通期売上高予想 | 424,000百万円(前期比19.3%増) | 355,341百万円 | ↑ |
| 通期営業利益予想 | 45,000百万円(前期比125.0%増) | 19,996百万円 | ↑ |
| 通期親会社株主帰属当期純利益予想 | 29,000百万円(前期比95.9%増) | 14,806百万円 | ↑ |
事業詳細
太陽誘電グループは積層セラミックコンデンサを主力とし、インダクタ・アルミニウム電解コンデンサ等を製造販売する電子部品事業の単一セグメント企業。自動車・情報インフラ・産業機器を注力市場と位置付け、売上比率向上を目指す。主力事業の積層セラミックコンデンサの成長に加え、インダクタを強化して第二の柱とし、バランスの取れた事業体質を構築する方針。日本・中国・マレーシア等でグローバル生産体制を構築し、需要拡大に対応するための継続的な能力増強を実施している。
直近の概況
1Qは増収増益、為替差益転換で通期業績予想を大幅上方修正
2027年3月期第1四半期は情報インフラ・産業機器向け需要増加やコンデンサの高成長(前年同期比14.7%増)により、売上高93,897百万円(同10.7%増)、営業利益4,818百万円(同53.3%増)と増収増益。前年同期に発生した為替差損2,981百万円が当期は為替差益268百万円へ転換し、経常利益は256百万円から4,263百万円へ大幅改善。純利益も前年同期の純損失876百万円から2,504百万円の黒字に転換した。期中平均レートは1米ドル158.8円と円安が進行。これを受け2026年5月公表の通期予想を上方修正し、売上高424,000百万円(前期比19.3%増)、営業利益45,000百万円(同125.0%増)を見込む。また転換社債型新株予約権付社債の一部権利行使により資本金・資本剰余金がそれぞれ11,522百万円増加し、自己資本比率は59.7%に改善した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 情報インフラ・産業機器向け積層セラミックコンデンサの需要増加(1Qコンデンサ売上前年同期比14.7%増)
- インダクタの第二の柱化戦略が進展、通信機器・自動車・情報インフラ向けで前年同期比7.4%増
- 円安進行(1Q平均158.8円、前年同期146.18円)による業績押し上げ効果
- 通期業績予想の大幅上方修正(営業利益予想125.0%増、経常利益予想74.1%増)
- ハイエンド・高信頼性商品を中心とした高付加価値電子部品の創出
- 需要拡大に対応した継続的な生産能力増強investment
リスク
- 通信用デバイス売上の減少継続(その他区分、1Q前年同期比8.5%減)
- 中東情勢や金融資本市場の変動など地政学・市場リスクへの注視が必要
- 為替レート前提(2Q以降1米ドル160円)からの変動リスク、円高転換時の業績下押し
- 転換社債型新株予約権付社債(残高27,729百万円)の追加転換・権利行使による希薄化リスク
- リース契約関連損失436百万円の発生など一時的コスト要因
- 在外子会社における従業員報酬関連訴訟(偶発債務、影響額未確定)
- 1年内返済予定の長期借入金が36,201百万円に増加するなど短期債務負担の高まり
最終更新: 2026年8月6日

