日本郵政株式会社6178
郵便・物流事業
日本郵便が担う郵便・宅配・物流の基幹事業セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 経常収益(セグメント計) | 2,308,351百万円 | 2,088,482百万円 | ↑ |
| 経常損失 | △5,494百万円 | △32,220百万円 | ↑ |
| 営業収益(日本郵便・郵便物流事業) | 2,297,581百万円 | 2,080,881百万円 | ↑ |
| 営業損失(日本郵便・郵便物流事業) | △11,862百万円 | △38,377百万円 | ↑ |
事業詳細
日本郵便株式会社を中核に、郵便法に基づく郵便事業(国内・国際)、宅配便(ゆうパック・ゆうパケット)・メール便(ゆうメール)等の物流事業、および3PLサービスを展開する。全国約2万局の郵便局ネットワークを活用し、個人・法人顧客にユニバーサルサービスを提供する。2025年4月にトナミホールディングス株式会社を連結子会社化し、総合物流企業への転換を推進している。
直近の概況
料金改定効果とトナミHD連結化により経常損失が大幅縮小
2026年3月期の郵便・物流事業セグメントは、ゆうパック・ゆうパケットの取扱数量増加および2024年10月の料金改定による単価改善等により経常収益が2,308,351百万円(前期比219,869百万円増)となった。一方、人件費や集配運送委託費等の増加により経常損失は5,494百万円(前期は32,220百万円の経常損失)と損失幅が大幅に縮小した。また、トナミホールディングス株式会社の子会社化(取得原価92,544百万円、負ののれん発生益8,808百万円)やロジスティードホールディングスとの資本業務提携契約締結、セイノーグループとの共同運行便拡大等、総合物流企業化に向けた取組みが進展した。点呼業務不備事案に伴う行政処分については、2026年2月10日に軽貨物営業所への最終行政処分通知を受領し、一部車両停止処分が継続している。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 2024年10月の郵便料金改定(第一種定形郵便物84円→110円)による郵便収入の単価改善
- ゆうパック・ゆうパケットの取扱数量増加(eコマース市場拡大)
- トナミホールディングス株式会社の連結子会社化による幹線輸送能力の強化と総合物流企業化
- ロジスティードホールディングス株式会社等との資本業務提携による物流ネットワーク拡充
- セイノーグループとの共同運行便拡大等によるドライバー不足解消と輸送効率向上
- DX推進・商品サービス見直し等によるオペレーション効率化
リスク
- 点呼業務不備事案に伴う行政処分(1t以上車両使用停止・軽四輪自動車使用停止)による代替委託費用の増加
- 郵便物の構造的減少(デジタル化進展)による郵便収益の長期的低下
- 物流の「2024年問題」に伴うドライバー不足・人件費上昇・委託費増加
- 2027年3月期は郵便物数の減少等により郵便・物流セグメントの減益(経常損失△96,000百万円)を見込む
- ヤマト運輸との協業停止に伴う損害賠償等請求訴訟の帰趨
- トナミホールディングス株式会社の統合・シナジー実現に係る実行リスク
最終更新: 2026年6月18日

