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株式会社アクアライン

6173東証グロースサービス業

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株式会社アクアライン6173

事業内容

株式会社アクアラインは1994年創業の水まわり緊急修理サービス企業。2021年8月の消費者庁行政処分を契機に、自社施工から加盟店向け支援事業へ完全移行した。

現在は、24時間365日対応のコールセンターを通じて全国の加盟店に修理依頼を取り次ぐ「水まわりサービス支援事業」と、100%子会社・株式会社生活救急車が運営する「広告メディア事業」の2セグメントを展開。主要顧客は水まわりトラブルを抱える一般家庭・店舗等であり、加盟店ネットワークを介してサービスを提供する。

なお、2026年6月に東京証券取引所を上場廃止となっている。

ビジネスモデル

顧客からの入電をコールセンター(横浜・東京)で受け付け、最寄りの加盟店サービススタッフに訪問指示を出す通信販売方式を採用。加盟店が現場作業を担い、当社はコールセンター運営・広告集客・加盟店管理を担う。

収益は加盟店への業務提供対価と、子会社による広告販売収入から構成される。広告費の費用対効果管理が損益を左右する構造となっている。

企業の強み

横浜・東京の2拠点にコールセンターを設置し、北海道から沖縄まで全国対応を実現。2026年2月期の月平均入電数は6,477件/月を維持。緊急性の高い水まわりトラブルに即応できる受付体制は、加盟店ネットワークと組み合わせた当社固有のオペレーション基盤となっている。

広告費を約14億円から約9億円へ削減する中、訪問率は51.1%(2025年2月期)から59.0%(2026年2月期)へ改善。入電の質向上とコールセンター対応の最適化により、限られた入電数から訪問件数を効率的に確保できていることが数値で確認されている。

2026年2月期において、株式会社JUNコーポレーション・ROY株式会社との取引を停止する一方、有限会社アド・ネットワークとの新規取引を開始。上位4社への売上依存(UBパートナー30.9%、JUNコーポレーション18.6%、ROY17.3%、アド・ネットワーク16.0%)を分散させる加盟店ポートフォリオの再構築を実施した。

エンヴァリスの着眼点

2026年2月期も営業損失419百万円、親会社株主帰属当期純損失707百万円を計上し、2020年2月期以来7期連続の営業赤字が継続。利益剰余金の累積欠損は2,306百万円に達する。

対応策は実施途上であり、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められると会社自身が明記している。資金繰りは第三者割当増資・社債発行等で当面確保しているが、抜本的な収益改善なしには持続性に疑問が残る。

2026年2月期の売上高は1,835百万円と前期比47.0%減、5期前(2022年2月期)比では65%超の減少となった。主要加盟店であった株式会社JUNコーポレーションとの取引停止に伴い貸倒引当金繰入額184百万円を特別損失に計上するなど、加盟店管理リスクが顕在化した。

2027年2月期予想でも売上高は前期比35.8%減の1,178百万円と更なる縮小を見込んでおり、事業規模の回復には相当の時間を要する見通しである。

当期中の複数回にわたる第三者割当増資等により資本金・資本剰余金が各638百万円増加し、前期末の債務超過(純資産△438百万円)から純資産131百万円へ改善した。発行済株式数は前期末3,729千株から10,611千株へ約2.8倍に増加しており、既存株主の持分希薄化は著しい。

2027年2月期に営業黒字化(予想49百万円)を達成できるかが上場維持基準適合の鍵となるが、予想の実現可能性は不透明である。

成長戦略

コスト適正化による月次黒字化と加盟店拡大・M&Aによる生活インフラ統合プラットフォーム化

広告費を削減しつつ費用対効果の高い媒体に集中投下し、入電数の回復と訪問率の向上を両立させる。2026年2月期に訪問率51.1%→59.0%へ改善済みだが、入電数は前期比46%減と依然低水準。月次営業黒字化の達成が当面の目標。

当社正社員が修理を行わず加盟店スタッフが通信販売形式でサービスを提供するモデルへ移行し、加盟店数を増加させる。JUNコーポレーション・ROY株式会社との取引停止後、有限会社アド・ネットワーク等との新規取引を開始。加盟店営業部・コンプライアンス法務セクションを設置し管理体制を強化。

コールセンターシステムの本格導入により顧客対応レベルを底上げし、訪問率および顧客単価の改善を図る。既存の顧客接点データを活用した顧客単価改善・新規事業開拓にも活用する方針。

月間数千件の訪問対応で蓄積した消費者顧客データを活用し、SOSアプリの本格展開や顧客単価改善・新規事業開拓を図る。生活インフラ統合プラットフォーム化を見据えた施策として位置付けられている。

再生可能エネルギー・電力・ガス等のエネルギー分野、ヘルスケア・生活支援分野、不動産・保険分野、金融分野の4分野を重点領域としてM&A・アライアンスを検討。コールセンター事業やカーリース・レンタル事業も検討中。2027年2月期業績予想には未確定のため含めていない。

最終更新: 2026年7月19日