高田機工株式会社5923
橋梁事業
公共インフラ向け鋼橋の設計・製作・施工を担う主力セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 完成工事高(売上高) | 10,618百万円 | 13,025百万円 | ↓ |
| 売上構成比 | 74.2% | 70.6% | ↑ |
| セグメント利益(損失) | △451百万円 | 119百万円 | ↓ |
| セグメント利益率 | △4.2% | 0.9% | ↓ |
| 受注高 | 11,137百万円 | 11,021百万円 | ↑ |
| 受注残高 | 14,304百万円 | 13,785百万円 | ↑ |
| セグメント資産 | 14,632百万円 | 17,754百万円 | ↓ |
| 減価償却費 | 342百万円 | 306百万円 | ↑ |
事業詳細
新設鋼橋の設計・製作・現場据付を中核に、既設橋梁の維持補修工事、橋梁関連鋼構造物・複合構造物の設計製作施工、土木・海洋関連鋼構造物の製作を手掛ける。売上高ベースで全社の74.2%を占める中核事業。主要顧客は国土交通省各地方整備局・高速道路会社等の公共機関であり、公共投資動向に業績が大きく左右される構造を持つ。
直近の概況
売上高が前期比18.5%減の10,618百万円となり、セグメント損失451百万円に転落
新設鋼橋の発注量が2024年3月期から3年連続で大きく減少した影響により、充分な仕事量を確保できず売上高は10,618百万円(前期比18.5%減)に落ち込み、セグメント損失451百万円(前期はセグメント利益119百万円)を計上した。一方、受注高は11,137百万円(前期比1.1%増)と前期をわずかに上回り、受注残高も14,304百万円(前期比3.8%増)と積み上がっており、次年度以降の業績回復に向けた最低限の受注基盤は確保した。主な受注工事は大阪府・大阪モノレール荒本北、近畿地方整備局・七間場高架橋・陀仏川橋・瀬田川大橋歩道橋拡幅、九州地方整備局・球磨大橋。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 保全事業の拡大(保全本部への組織再編により成長分野として経営資源を集中、2027年3月末に保全・生研トラス両事業合計50億円以上の受注残高確保を目標)
- 生研トラス事業の受注拡大(協力会社製作中心で投下資本効率が高く、ROE改善に寄与、2026年3月末受注残高9.4億円と前期比増加)
- 大型受注案件の進捗(大阪モノレール荒本北・球磨大橋・七間場高架橋等)による来期以降の橋梁工場操業度回復
- 和歌山工場の生産体制見直しと人財再配置による固定費効率改善
- DX・AI活用による経営の高度化および業務効率化(2027年3月期の重点課題として掲げる)
- 基幹システム更新プロジェクト(2026年3月期に事業投資5.2億円を実施)による業務プロセス改善
リスク
- 新設鋼橋の発注量が2024年3月期から3年連続で大きく減少しており、2026年3月期末受注残高が200億円に届かない水準にとどまり、工場稼働率の回復が遅延するリスク
- 採算面で厳しい案件を受注せざるを得ない受注競争の激化による利益率の構造的悪化(当期セグメント損失率△4.2%)
- 円安による原材料費・エネルギー価格の上昇が継続し、完成工事総利益率を圧迫するリスク
- 国際情勢の不安定化や建設コストの高止まりによる発注者側の案件中断・延期リスク
- 2027年3月期の業績予想(売上高14,500百万円、営業利益220百万円)達成に向け、受注残高の消化進捗と新規受注の確保が不確実
最終更新: 2026年6月24日

