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株式会社アイズ

5242東証グロース情報通信業

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事業内容

株式会社アイズは「みんなの感動と幸せを追求する」を経営理念に掲げ、広告・マーケティング業界向けBtoBプラットフォーム「メディアレーダー」、SNSクチコミマーケティング「トラミー」、ファクタリング比較サイト「ファクログ」を中核サービスとして展開する。主要顧客はTV局・出版社・WEBメディア・マーケティング会社等の広告・マーケティングサービス提供企業(掲載社)と、広告主・広告代理店(会員)。

2022年12月に東京証券取引所グロース市場に上場。2025年にはrimad株式会社を買収・吸収合併し、金融サービス領域へ事業ポートフォリオを拡張した。

ビジネスモデル

メディアレーダーでは、広告・マーケティング情報を求める会員(無料登録)が資料ダウンロード・セミナー参加等のアクションを起こした際に発生するリード情報を掲載社へ提供し、リード単価課金でマネタイズする。トラミーはSNS会員(約15万人)が商品体験・クチコミ投稿を行い、その成果物をクライアントへ納品する役務提供型。

ファクログは成果報酬型でリードをファクタリング会社へ提供する。いずれも売上総利益率90%超の高収益構造を維持している。

企業の強み

2022年12月期から2025年12月期にかけて売上総利益率は90.2%→90.8%→91.5%→90.9%と4期連続で90%超を維持。プラットフォーム型ビジネスの特性上、売上原価率が低く抑えられており、2025年12月期の売上原価は87,848千円(売上原価率9.1%)にとどまる。

メディアレーダーの平均リード単価は2022年12月期2,723円→2023年12月期2,950円→2024年12月期3,095円→2025年12月期3,890円と4期連続で上昇。2025年12月期は前期比25.7%増と大幅に改善しており、単価の質的向上が進んでいる。

2024年5月にコスメクチコミサイト「COSMEbi」を事業譲受、2025年2月にインフルエンサーマッチングプラットフォーム「Talema.」を事業譲受、2025年9月にrimad株式会社(ファクログ)を子会社化・同年12月に吸収合併と、M&Aを通じた事業領域拡張を継続的に実行している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の営業利益2百万円への黒字転換は、前年同四半期比で約5百万円の改善。ファクログが63百万円の売上を計上し全社の約24%を占めたことが主因とみられる。

一方、メディアレーダーは前年同四半期比31.3%減の94百万円、トラミーも同11.7%減の75百万円と主力2サービスは依然として減収基調にあり、ファクログ依存の構造的リスクを注視する必要がある。

2026年12月期通期業績予想は売上高1,008百万円(前期比4.4%増)、営業利益7百万円。第1四半期の売上高257百万円は通期予想の約25.5%の進捗であり概ね計画線上だが、営業利益2百万円は通期予想7百万円の約31%と進捗率は高い。

ただし、トラミーでは複数案件の検収ずれ込みや新規案件の計上遅延が発生しており、後半の挽回が前提となっている点はリスク要因。

2026年12月期第1四半期の支払利息は852千円と前年同四半期(82千円)の約10倍に増加。これはファクログ買収に伴う借入(長期借入金残高:流動191百万円+固定149百万円=計340百万円)の利息負担によるもの。

外部要因として金利上昇局面が続く中、借入残高の圧縮ペースと利益創出力のバランスが財務健全性の観点から引き続き注目点となる。自己資本比率は57.6%(前期末55.1%)と改善しており、財務基盤は安定的。

成長戦略

ファクログを第3の柱に育成しつつ主力2サービスの質的転換を推進

代理店営業による顧客開拓、広告・SEOによる集客、一括査定を通じたリード提供、ファクタリング会社への直接営業の4軸で展開。2026年1Qに63百万円を計上し全社売上の約24%を占める規模に成長。通期での更なる拡大を目指す。

一括資料ダウンロードから個別資料ダウンロードへの利用比重移行により、掲載企業にとっての質の高いリード提供を強化。広告宣伝投資の抑制と合わせてコスト効率を改善。ただし2026年1Qの売上高は94百万円(前年同四半期比31.3%減)と減収が続いており、単価向上による補完が課題。

トラミーにおいて生成AIを活用した広告レポートの自動作成を推進し、業務効率化によるコスト構造改善を図る。売上原価率は2026年1Qに6.5%まで低下しており、効率化の効果が数値に表れ始めている。

ファクログ買収(2025年9月)で実証したマッチングプラットフォームノウハウの異業種展開モデルを継続。広告・マーケティング領域に偏った収益基盤の多角化を中長期的に推進する方針。

最終更新: 2026年7月17日