ポーターズ株式会社 logo

ポーターズ株式会社

5126東証グロース情報通信業

ポーターズ株式会社 logo
ポーターズ株式会社5126

事業内容

ポーターズ株式会社は「テクノロジーで世界の雇用にもっとも貢献する」をビジョンに掲げ、2001年創業以来20年以上にわたり人材業界に特化したクラウドサービスを提供している。主力のHR-Tech事業では、人材紹介会社・労働者派遣会社向けのクラウド型マッチング総合管理システム「PORTERS」を展開。

求職者・求人管理から選考プロセス管理、マッチング機能、帳票出力まで人材ビジネスの業務プロセスを一元管理する。Global HR-Tech事業ではバングラデシュを拠点とした求人媒体「atB Jobs」の開発・運営およびオフショア開発を行っており、アジア展開を先行投資段階で推進している。

主要顧客は国内の人材紹介会社・労働者派遣会社であり、2025年12月末時点で有料ユーザーID数は16,566IDに達している。

ビジネスモデル

PORTERSはユーザーID単位の月額課金制(サブスクリプションモデル)を採用しており、1IDから柔軟に利用規模を設定できる。スタートアップから大規模企業まで各事業ステージに対応し、導入時の支援サービス(データ移行・画面チューニング等)や有料API機能・オプションサービスの追加販売により顧客単価の向上も図る。

ID数の継続的増加が売上高の積み上げに直結する構造であり、2021年12月期9,937IDから2025年12月期16,566IDへと拡大している。

企業の強み

2001年創業以来、有料職業紹介・労働者派遣業界に一貫して特化したサービスを提供し続けており、業界固有の業務プロセスに精通した製品設計と豊富な導入実績を競争優位の源泉としている。2025年12月末時点で有料ユーザーID数16,566IDを有し、安定した顧客基盤を構築している。

有料ユーザーID数は2021年12月期9,937IDから2025年12月期16,566IDへと4年間で約67%増加。売上高も同期間に1,100百万円から2,137百万円へと約94%増加しており、サブスクリプションモデルによる収益の積み上げ効果が顕在化している。

有料紹介市場の届出手数料は2020年比約59%増の832,531百万円(2023年度)、労働者派遣市場の年間売上高は同約18%増の9,050,000百万円(2023年度)と顧客市場が拡大継続。有効求人倍率も回復傾向にあり、顧客企業のIT投資意欲の持続が見込まれる。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期は売上高567百万円(前年同期比+14.1%)、営業利益103百万円(同+39.9%)、親会社株主帰属純利益66百万円(同+39.0%)と全指標で加速。通期予想(売上高2,469百万円、営業利益331百万円)に対する第1四半期進捗率は売上高23.0%、営業利益31.1%と順調。

外部環境として雇用・所得環境の改善やインバウンド需要増加が人材サービス市場の拡大を後押ししており、顧客企業のIT投資意欲が継続していることが追い風となっている。

2026年12月期通期の営業利益予想は331百万円(前期358百万円比△7.5%)と減益見通しが維持されている。第1四半期の営業利益率は18.2%(前年同期14.7%から改善)と高水準だが、通期では開発投資・マーケティング費用の増加が利益を圧迫する見込み。

新規投資事業セグメントの損失(第1四半期△30百万円)が継続する中、ポーターズセグメントの収益力でどこまで吸収できるかが通期着地の鍵となる。

新規投資事業セグメントの第1四半期外部顧客売上高は0百万円(前年同期2百万円比△67.9%)にとどまり、セグメント損失は30百万円(前年同期△31百万円)と依然として赤字が続いている。オフショア開発サービスは外部受注を控えグループ内開発に集中しており、atB Jobsはカスタマーサポート強化・開発改修を継続中。

米国の通商政策や世界的な情勢不安等の外部リスクも海外展開の不確実性を高めており、収益化の具体的な時期・規模の見通しが依然として不透明な点は慎重に評価する必要がある。

成長戦略

PORTERS機能拡充・マーケティング強化・新規投資事業の収益化による持続的成長

デジタルマーケティングへの継続的投資、PORTERS Magazineの発行、各種オンラインセミナーの実施により潜在顧客へのアプローチを強化。2026年3月末時点で有料ユーザーID数16,549IDを達成し、新規顧客獲得は良好に推移している。

利便性向上のための既存機能改修および効率的な業務遂行のためのパフォーマンス改善を継続実施。顧客の継続率向上とID数の伸長に寄与しており、人材紹介・派遣会社のIT投資意欲の継続を取り込んでいる。

求人媒体atB Jobsにおいて、既存顧客のリピート率向上を目的としたカスタマーサポート機能の強化、および利便性向上のための開発・改修を実施中。外部顧客売上高は第1四半期0百万円にとどまっており、収益化は道半ばの状況。

株式会社KIKAN flexにおいてソフトウエア開発を継続しており、2026年3月末時点でソフトウエア仮勘定が383百万円から429百万円へ増加。派遣バックオフィス業務用システムとして市場展開を目指しているが、現時点では開発段階。

最終更新: 2026年7月17日