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セカンドサイトアナリティカ株式会社

5028東証グロース情報通信業

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セカンドサイトアナリティカ株式会社5028

事業内容

セカンドサイトアナリティカ株式会社は「データから、新たな価値を。」を経営理念に掲げ、アナリティクスコンサルティング・AIプロダクト・デジタルソリューションの3事業を一体的に展開する。機械学習を活用した個別課題解決(コンサルティング)と、そのノウハウを汎用化したAIプロダクト(R2Engine、SXスコア、SkyFox等)の両輪で事業を拡大。

主要顧客はSBペイメントサービス(売上比16.7%)、TIS(同12.2%)、JCB(同10.7%)など金融・決済業界が中心。2022年4月に東証グロース市場へ上場し、2025年10月にはBreak's株式会社を子会社化して連結経営体制へ移行した。

ビジネスモデル

アナリティクスコンサルティングで顧客課題を把握・解決しながら知見を蓄積し、その成果をAIプロダクトとして汎用化・拡販する二段階構造を採る。各AIプロダクトは初期導入時のフロー収入と保守・運用等のストック収入で構成され、継続的な収益基盤を形成する。

2025年12月期の売上高は1,436百万円、売上総利益率は40.3%、営業利益率は11.9%。

企業の強み

機械学習・深層学習・統計解析を専門とする大学教授を技術顧問に迎え、基礎研究から社会実装までを高速で実現する体制を構築。特許取得実績として不正検知エンジン(2023年7月)、SkyFoxHR(2023年8月)、AI学習システムAxisPLUS(2025年4月)、摂食量自動判定AI(2025年8月)など複数の知財を保有する。

エクシオグループ、SBペイメントサービス、TIS、ミロク情報サービスと資本・業務提携を締結。上位3顧客(SBペイメントサービス239,563千円・TIS175,148千円・JCB154,070千円)で売上高の約39.6%を占め、大手企業との安定的な取引関係を確立している。

従業員数は2022年3月期35名から2025年12月期80名へと約2.3倍に増加。会社は従業員数を売上の伸びに直結する指標と位置づけており、採用媒体・エージェント活用やダイレクトリクルーティング強化により高度人材の獲得を継続している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の売上高440百万円は通期予想1,900百万円に対して23.2%の進捗率。営業利益46百万円は通期予想200百万円に対して23.3%と、季節性を考慮しても概ね計画線上にある。

通期予想は前期比売上高+32.3%、営業利益+16.9%と高い成長目標を掲げており、残り3四半期での積み上げが焦点となる。

第1四半期の売上原価265百万円に対し売上総利益175百万円(粗利率39.8%)、販管費128百万円を差し引いた営業利益率は10.6%。人材採用強化に伴うコスト増が利益率を抑制する構造が続いており、AIプロダクトのストック収益比率拡大による利益率改善が中期的な投資判断の鍵となる。

外部要因として、AI需要の市場環境は追い風であるが、データサイエンス人材の採用競争激化がコスト上昇圧力として継続する点に留意が必要。

第1四半期末の総資産1,277百万円に対し純資産1,007百万円、自己資本比率78.8%(前期末76.3%から改善)。短期借入金30百万円のみで実質的に無借金に近い財務構造を維持しており、M&Aや人材投資等の成長投資余力は十分。

一方、現金及び預金が493百万円と総資産の38.6%を占めており、資本効率の観点から積極的な資本活用策が問われる局面でもある。

成長戦略

ストックビジネス拡大・人材強化・戦略提携の三位一体で持続成長を目指す

採用者数の増加と退職者数の低減を最重要施策として位置づけ、案件対応力の拡大と組織拡張性を確保する。人材確保が売上成長の直接的なボトルネックであり、採用強化施策の継続実施が通期予想達成の前提条件となる。

AIプロダクト事業における「R2Engine」を中心とした各AIプロダクトの導入施策を推進し、フロー型収益からストック型収益へのシフトを加速する。第1四半期においても施策継続が確認されており、収益安定化に向けた取り組みが進行中。

2026年5月8日に締結した業務提携契約に基づき、生成AI・AIエージェント・高精度予測等の技術を活用した製品・サービスの強化および新規開発を両社協力で推進。2026年12月期の財務諸表への影響は限定的と見込まれるが、中長期的な企業価値向上を目指す。

既存の戦略的資本・業務提携先との連携を深化させ、アナリティクスコンサルティングからAIプロダクト導入への一気通貫サービスによるアップセルを促進する。顧客企業のAX(AIトランスフォーメーション)推進支援を通じた共同事業展開も視野に入れる。

最終更新: 2026年7月17日