事業内容
セカンドサイトアナリティカ株式会社は「データから、新たな価値を。」を経営理念に掲げ、アナリティクスコンサルティング・AIプロダクト・デジタルソリューションの3事業を一体的に展開する。機械学習を活用した個別課題解決(コンサルティング)と、そのノウハウを汎用化したAIプロダクト(R2Engine、SXスコア、SkyFox等)の両輪で事業を拡大。
主要顧客はSBペイメントサービス(売上比16.7%)、TIS(同12.2%)、JCB(同10.7%)など金融・決済業界が中心。2022年4月に東証グロース市場へ上場し、2025年10月にはBreak's株式会社を子会社化して連結経営体制へ移行した。
ビジネスモデル
アナリティクスコンサルティングで顧客課題を把握・解決しながら知見を蓄積し、その成果をAIプロダクトとして汎用化・拡販する二段階構造を採る。各AIプロダクトは初期導入時のフロー収入と保守・運用等のストック収入で構成され、継続的な収益基盤を形成する。
2025年12月期の売上高は1,436百万円、売上総利益率は40.3%、営業利益率は11.9%。
企業の強み
機械学習・深層学習・統計解析を専門とする大学教授を技術顧問に迎え、基礎研究から社会実装までを高速で実現する体制を構築。特許取得実績として不正検知エンジン(2023年7月)、SkyFoxHR(2023年8月)、AI学習システムAxisPLUS(2025年4月)、摂食量自動判定AI(2025年8月)など複数の知財を保有する。
エクシオグループ、SBペイメントサービス、TIS、ミロク情報サービスと資本・業務提携を締結。上位3顧客(SBペイメントサービス239,563千円・TIS175,148千円・JCB154,070千円)で売上高の約39.6%を占め、大手企業との安定的な取引関係を確立している。
従業員数は2022年3月期35名から2025年12月期80名へと約2.3倍に増加。会社は従業員数を売上の伸びに直結する指標と位置づけており、採用媒体・エージェント活用やダイレクトリクルーティング強化により高度人材の獲得を継続している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022期738百万円→2023期906百万円→2024期1,141百万円→2025期1,436百万円と4期連続増収。2026年12月期通期予想は1,900百万円(前期比+32.3%)と成長加速を見込む。
第1四半期累計売上高440百万円・営業利益46百万円は計画進捗率23%台で概ね順調。営業利益は2023期224百万円をピークに2024期160百万円・2025期171百万円と人材投資コスト増により抑制されており、2026期通期予想200百万円での回復が見込まれる。
外部要因として、企業のDX・AI投資需要の拡大が追い風となっている一方、米国通商政策をめぐる不確実性等のマクロリスクが顧客企業の投資判断に影響する可能性がある。
成長戦略
ストックビジネス拡大・人材強化・戦略提携の三位一体で持続成長を目指す
採用者数の増加と退職者数の低減を最重要施策として位置づけ、案件対応力の拡大と組織拡張性を確保する。人材確保が売上成長の直接的なボトルネックであり、採用強化施策の継続実施が通期予想達成の前提条件となる。
AIプロダクト事業における「R2Engine」を中心とした各AIプロダクトの導入施策を推進し、フロー型収益からストック型収益へのシフトを加速する。第1四半期においても施策継続が確認されており、収益安定化に向けた取り組みが進行中。
2026年5月8日に締結した業務提携契約に基づき、生成AI・AIエージェント・高精度予測等の技術を活用した製品・サービスの強化および新規開発を両社協力で推進。2026年12月期の財務諸表への影響は限定的と見込まれるが、中長期的な企業価値向上を目指す。
既存の戦略的資本・業務提携先との連携を深化させ、アナリティクスコンサルティングからAIプロダクト導入への一気通貫サービスによるアップセルを促進する。顧客企業のAX(AIトランスフォーメーション)推進支援を通じた共同事業展開も視野に入れる。
最終更新: 2026年7月17日

