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株式会社Waqoo

4937東証グロース化学

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事業内容

株式会社Waqooは、デジタルマーケティングを活用した化粧品D2C事業と、再生医療領域の血液由来加工受託・原料販売を手掛けるメディカルサポート事業を両輪とする企業グループ。主力ブランド「HADA NATURE」や薬用育毛剤「sodatel」の定期購入モデルによるストック型収益基盤を持つD2C事業に加え、完全子会社セルプロジャパン株式会社の製造技術を活かした再生医療向け原料・加工サービスを展開。

2021年東証グロース上場後、2025年12月にSBCメディカルグループ株式会社の連結子会社となり、医療領域での事業シナジー追求が可能な体制へ移行した。主要顧客はD2C事業では一般消費者、メディカルサポート事業ではクリニック・エステサロン等の医療・美容機関。

ビジネスモデル

D2C事業では定期購入サービスモデルを採用し、顧客の継続購買によるストック型キャッシュフローを創出。製造はOEM委託しつつ、企画・開発・販売・CRMを内製化することで顧客データを蓄積しLTVを最大化する。

メディカルサポート事業では、セルプロジャパンの製造技術と当社の販売機能を一体化した「製販一致」体制のもと、血液由来加工の受託サービス料と原料・化粧品の卸販売収益を獲得する。

企業の強み

2025年9月期のメディカルサポート事業売上高は999百万円(前期比59.3%増)、セグメント利益は216百万円(前期比237.7%増)。原料販売売上高は前期比82.2%増と急拡大し、血液由来加工サービスの提携院数も堅調に増加。事業全体の成長牽引役として機能している。

2025年9月期のD2C事業セグメント利益率は30.9%(利益294百万円)。広告投資抑制下でもCRM施策強化によりロイヤルカスタマーの購買継続率を維持し、顧客単価を堅持。定期購入モデルによる安定的なキャッシュフロー創出力が収益基盤を支えている。

完全子会社セルプロジャパンは、細胞培養方法・培養上清製造方法、IL1-ra高濃度抽出新技術、新規成分製剤技術等の研究開発を推進し、特許取得・出願を進めている。2025年9月期の研究開発費は37,675千円を投下し、技術的差別化を継続的に強化している。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期第2四半期累計の売上高1,133百万円(通期予想2,500百万円に対し進捗率45.3%)、営業利益138百万円(同400百万円に対し34.5%)。前年同期が営業損失52百万円であったことを踏まえると、収益構造の転換は明確に進展している。

通期予想は2026年5月14日に上方修正済みであり、下期偏重の業績構造を前提としても、メディカルサポート事業の成長継続が通期達成の鍵となる。

セグメント利益合計346百万円に対し、全社費用等の調整額が208百万円(前年同期187百万円)と拡大しており、連結営業利益138百万円との乖離が大きい。メディカルサポート事業の利益率(13.9%)はD2C事業(43.3%)や海外事業(75.9%)と比較して低水準であり、提携医院の稼働率(60.1%、前年同期比4ポイント低下)の回復が収益性改善の重要課題。

外部要因として広告媒体費の高騰がD2C事業の新規獲得を制約しており、既存顧客基盤の自然減少リスクも継続して注視が必要。

今期新たに計上された海外事業(その他セグメント)は売上高126百万円に対しセグメント利益95百万円(利益率75.9%)と突出した収益性を示す。ただし前年同期は売上高ゼロであり、取引の継続性・規模の拡大可能性については開示情報が限定的。

また親会社SBCメディカルグループとの取引拡大に伴う関連当事者取引リスクや、のれん残高948百万円(総資産の27.9%)の減損リスクについても、投資家は継続的にモニタリングすることが求められる。

成長戦略

メディカルサポート拡大・D2CのLTV最大化・海外展開の三軸で企業価値向上を目指す

提携医院数796院(前年同期比242院増)と期初計画を上回る拡大を達成。新規提携拡大に加え既存提携先の稼働率向上を重視した施策を展開。稼働率は60.1%(前年同期比4ポイント低下)と新規先行拡大に伴う一時的低下があるが、中期的な上昇トレンド回帰を見込む。

子会社セルプロジャパンを中心とした原料販売事業は、安全性・品質面の高い信頼性を背景に新規取引先を開拓。2026年9月期第2四半期累計の原料販売売上高は268百万円(前年同期176百万円)と大幅拡大しており、メディカルサポート事業の収益柱として確立しつつある。

新規顧客獲得を抑制し既存顧客基盤の収益最大化へ転換。クロスセル強化・モールチャネル注力・AIボット導入による効率化を推進。2026年9月期第2四半期累計のセグメント利益率は43.3%と高水準を維持しており、グループ全体のキャッシュ創出源として機能している。

グローバル推進目的で海外事業部を新設し、海外先進製品・技術の国内医療機関への紹介・導入を推進。2026年9月期第2四半期累計で売上高126百万円・セグメント利益95百万円(利益率75.9%)を計上。

医療機関ネットワークとデータ資産を基盤に複数製品・技術を横断展開するプラットフォーム型収益モデルへの進化を目指す。

親会社SBCメディカルグループ(NASDAQ上場、ティッカー:SBC)との事業シナジーが具体的な進捗を見せ始め、両社グループの企業価値向上策が萌芽。同グループの国内外医療機関ネットワークを活用した提携医院数拡大・海外製品導入等のシナジー実現が中長期的な成長の鍵となる。

最終更新: 2026年7月17日