事業内容
株式会社大塚商会は、コンサルティング・ハードウエア/ソフトウエア販売・受託開発・ネットワーク構築を担う「システムインテグレーション事業」と、オフィスサプライ通信販売「たのめーる」・保守サポート「たよれーる」を核とする「サービス&サポート事業」の2セグメントで構成される。主要顧客は国内の中堅・中小企業であり、取引企業数は31.1万社(2025年12月期)に達する。
1961年創業以来、複写機販売から電算機・パソコン・ネットワーク・クラウドへと事業領域を拡張し、現在はDX推進・AIソリューション・セキュリティ対策まで幅広いIT需要に対応する「オフィスまるごと」パートナーを標榜している。連結子会社4社・持分法適用会社3社を含む計15社体制で事業を展開する。
ビジネスモデル
システムインテグレーション事業(売上高902,915百万円)でハードウエア・ソフトウエア・受託開発を一括提供し、導入後はサービス&サポート事業(売上高419,875百万円)の保守契約・オフィスサプライ定期供給・アウトソーシングサービスで継続的な収益を獲得する。「リアル」「Web」「センター」の3チャネルを連携させ、顧客接点を強化しながら一企業当たり売上高の拡大(2025年12月期373万円、前期比+12.0%)を追求する構造となっている。
企業の強み
売上高は2021期851,894百万円から2025期1,322,791百万円へ5年間で約55%拡大。営業利益も同期間で55,827百万円から89,943百万円へ増加し、2025期は売上高・営業利益・経常利益・当期純利益の全指標で3年連続過去最高を更新した。
ROEは16.8%と中・長期目標(13.0%以上)を大幅に上回る。
2025年12月期の取引企業数は31.1万社(前期比+5.4%)で、一企業当たり売上高は373万円(前期比+12.0%)と量・質ともに拡大。サービス&サポート事業の「たのめーる」「たよれーる」を核とするストックビジネスが419,875百万円の安定収益基盤を形成し、景気変動への耐性を高めている。
2025年12月期の自己資本比率は54.1%、キャッシュ・フロー対有利子負債比率は0.1年、インタレスト・カバレッジ・レシオは1,387.6倍と財務健全性は極めて高い。フリー・キャッシュ・フローは71,742百万円(前期比+45,980百万円増)に達し、配当性向53.1%の安定配当を維持しながら内部留保も積み上げている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期851,894百万円から2025期1,322,791百万円へ5期連続増収を達成。2026年12月期第1四半期は344,753百万円(前年同期比9.3%増)と好調を維持し、第1四半期として4年連続過去最高を更新した。
セグメント別ではシステムインテグレーション事業235,097百万円(同9.9%増)、サービス&サポート事業109,656百万円(同8.0%増)と両セグメントが伸長。外部要因として企業のDX推進・省人化投資需要が底堅く推移したことが追い風となった。
一方、通期予想は売上高1,311,000百万円(前期比0.9%減)・純利益61,130百万円(同4.9%減)と前期比マイナスを見込んでおり、Windows 10特需剥落や米国関税・中東情勢等の不透明感が下押し要因として意識されている。
成長戦略
AIとセキュリティを軸に「オフィスまるごと」提案を深化させ、取引企業数と一企業当たり売上高を継続拡大
中堅・中小企業が手頃な価格から導入可能なAIソリューションとセキュリティ対策評価制度対応を軸に提案を展開。2026年12月期第1四半期においてパッケージソフトが高い伸びを示し、システムインテグレーション事業の売上高が前年同期比9.9%増と全社平均を上回る成長を達成した。
営業プロセスをAIがサポートすることで営業生産性の向上とオフィスまるごとに向けた顧客対応力の向上に注力。当社自身のDX推進事例を踏まえたワークフロー見直し・セキュリティ対策提案を実施しており、顧客接点の強化と営業効率化を同時に推進している。
「たのめーる」の競争力強化と市場拡大、「たよれーる」の利便性向上によるサービス&サポート事業の安定成長を推進。2026年12月期第1四半期のサービス&サポート事業売上高は109,656百万円(前年同期比8.0%増)と堅調に拡大しており、通期予想でも同事業は前期比8.1%増を見込む。
最終更新: 2026年7月17日

