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株式会社まぐまぐ

4059東証スタンダード情報通信業

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株式会社まぐまぐ4059

事業内容

株式会社まぐまぐは「伝えたいことを、知りたい人に。」をビジョンに掲げ、1999年のサービス開始以来20年以上にわたりメールマガジン配信プラットフォーム「まぐまぐ!」を運営する。事業はプラットフォーム事業(有料・無料メルマガ配信、ファンコミュニティ「MagOne」)、メディア広告事業(MAG2 NEWS・MONEY VOICE・TRiP EDiTOR・by themの4媒体運営)、その他事業(クリエイター向けイベント企画)の3セグメントで構成される。

主要顧客はメルマガを発行するクリエイターと、その読者・広告主であり、東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

ビジネスモデル

プラットフォーム事業では、有料メルマガの購読料をクリエイターと分配するレベニューシェア型で収益を得る。クリエイターはイニシャルコスト・ランニングコストを負担せず参入でき、当社は毎月継続課金によるストック型収益を享受する。

メディア広告事業では、4つのWebメディアおよびオフィシャルメルマガの広告枠を純広告・アフィリエイト・アドネットワーク形式で販売する。両事業は相互送客シナジーを持つ構造となっている。

企業の強み

第27期(2025年9月期)のプラットフォーム事業は売上高331百万円に対しセグメント利益189百万円、利益率57.2%を記録。有料メルマガの月次継続課金によるストック型収益モデルが高収益構造を支えており、前年同期比で売上高9.2%増・セグメント利益12.4%増と成長を継続している。

「まぐまぐ!」は1999年のサービス開始以来、平均1,000万通のメールを毎日10年以上にわたり安定配信してきた実績を持つ。この大規模配信インフラと長年の運用ノウハウは、新規参入者が短期間で模倣困難な参入障壁を形成している。

第27期末時点で現金及び預金残高は928百万円(928,339千円)に達し、有利子負債はゼロ。営業活動によるキャッシュ・フローは100百万円(100,725千円)を獲得しており、自己資金のみで事業運営・投資を賄える財務健全性を維持している。

エンヴァリスの着眼点

2026年9月期中間期の中間純利益は9百万円(前年同期比435.5%増)と大幅増益だが、その主因は投資有価証券売却益9百万円(特別利益)によるもの。本業の営業利益は3百万円(前年同期比64.7%減)にとどまり、販売費及び一般管理費が152百万円(前年同期130百万円)へ増加したことが主因。

また上場関連費用3百万円が営業外費用に計上され経常利益は0百万円と実質的に収益力の低下が見られる。

中核のプラットフォーム事業は中間期売上高154百万円(前年同期比8.3%減)、セグメント利益88百万円(同5.4%減)と減収減益。ストック型課金モデルの安定性は維持されているものの、有料メルマガ市場の縮小傾向が続く場合、全社収益の下支え機能が低下するリスクがある。

通期予想売上高488百万円(前期比11.4%増)の達成には後半の巻き返しが必要であり、進捗率(中間期233百万円/通期488百万円=約47.8%)は概ね計画線上にある。

2026年9月期通期予想は売上高488百万円(前期比11.4%増)、営業利益30百万円(同49.9%増)、当期純利益15百万円(同8.0%増)で変更なし。中間期の営業利益進捗率は約8.5%(3百万円/30百万円)と低水準であり、後半に向けた販管費の抑制とプラットフォーム事業の回復が不可欠。

その他事業の急成長(イベント企画)が通期業績の上振れ要因となり得る一方、上場関連費用等の一時的コストの動向も注視が必要。

成長戦略

プラットフォーム機能強化・メディア広告連携・イベント事業拡大による三軸成長

機能改善やサポート体制の強化を通じて発行者・読者双方の利便性向上を図り、メディア広告事業との連携による新規クリエイター獲得を推進。中間期は売上高154百万円(前年同期比8.3%減)と減収が続いており、施策の効果発現が急務。

「MAG2 NEWS」等4媒体の記事最適化・特集展開によりPV数・UU数の堅調推移を維持。中間期売上高59百万円(前年同期比13.3%増)、セグメント利益22百万円(同34.3%増)と計画通り拡大中。インターネット広告市場の拡大(市場環境として追い風)も寄与。

クリエイターの認知度・信頼性向上を目的とした有料イベントを拡大。中間期売上高21百万円(前年同期比12,009.6%増)、セグメント利益14百万円と急成長しており、プラットフォーム・メディア広告事業との連携シナジーも創出。

最終更新: 2026年7月17日