事業内容
株式会社まぐまぐは「伝えたいことを、知りたい人に。」をビジョンに掲げ、1999年のサービス開始以来20年以上にわたりメールマガジン配信プラットフォーム「まぐまぐ!」を運営する。事業はプラットフォーム事業(有料・無料メルマガ配信、ファンコミュニティ「MagOne」)、メディア広告事業(MAG2 NEWS・MONEY VOICE・TRiP EDiTOR・by themの4媒体運営)、その他事業(クリエイター向けイベント企画)の3セグメントで構成される。
主要顧客はメルマガを発行するクリエイターと、その読者・広告主であり、東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
ビジネスモデル
プラットフォーム事業では、有料メルマガの購読料をクリエイターと分配するレベニューシェア型で収益を得る。クリエイターはイニシャルコスト・ランニングコストを負担せず参入でき、当社は毎月継続課金によるストック型収益を享受する。
メディア広告事業では、4つのWebメディアおよびオフィシャルメルマガの広告枠を純広告・アフィリエイト・アドネットワーク形式で販売する。両事業は相互送客シナジーを持つ構造となっている。
企業の強み
第27期(2025年9月期)のプラットフォーム事業は売上高331百万円に対しセグメント利益189百万円、利益率57.2%を記録。有料メルマガの月次継続課金によるストック型収益モデルが高収益構造を支えており、前年同期比で売上高9.2%増・セグメント利益12.4%増と成長を継続している。
「まぐまぐ!」は1999年のサービス開始以来、平均1,000万通のメールを毎日10年以上にわたり安定配信してきた実績を持つ。この大規模配信インフラと長年の運用ノウハウは、新規参入者が短期間で模倣困難な参入障壁を形成している。
第27期末時点で現金及び預金残高は928百万円(928,339千円)に達し、有利子負債はゼロ。営業活動によるキャッシュ・フローは100百万円(100,725千円)を獲得しており、自己資金のみで事業運営・投資を賄える財務健全性を維持している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2025期(通期)に売上高439百万円・営業利益20百万円・当期純利益14百万円で黒字転換を果たした後、2026年9月期中間期は売上高234百万円(前年同期比6.3%増)と増収基調を維持。ただし営業利益は3百万円(同64.7%減)と大幅減益。
販売費及び一般管理費が152百万円(前年同期130百万円)へ増加したことが主因。中間純利益は投資有価証券売却益9百万円の特別利益計上により9百万円(同435.5%増)と見かけ上の大幅増益。
財政面では現預金985百万円、自己資本比率85.6%と健全性を維持。通期予想は変更なし(売上高488百万円、営業利益30百万円)。
成長戦略
プラットフォーム機能強化・メディア広告連携・イベント事業拡大による三軸成長
機能改善やサポート体制の強化を通じて発行者・読者双方の利便性向上を図り、メディア広告事業との連携による新規クリエイター獲得を推進。中間期は売上高154百万円(前年同期比8.3%減)と減収が続いており、施策の効果発現が急務。
「MAG2 NEWS」等4媒体の記事最適化・特集展開によりPV数・UU数の堅調推移を維持。中間期売上高59百万円(前年同期比13.3%増)、セグメント利益22百万円(同34.3%増)と計画通り拡大中。インターネット広告市場の拡大(市場環境として追い風)も寄与。
クリエイターの認知度・信頼性向上を目的とした有料イベントを拡大。中間期売上高21百万円(前年同期比12,009.6%増)、セグメント利益14百万円と急成長しており、プラットフォーム・メディア広告事業との連携シナジーも創出。
最終更新: 2026年7月17日

