事業内容
フィーチャ株式会社は2005年創業、2012年に画像認識ソフトウェア開発事業を開始した東証グロース上場企業。「Make Things Intelligent」をミッションに掲げ、車載カメラ・ドライブレコーダー向けのADAS/DMS用組み込みソフトウェア(Mobility Solutions)と、AI-OCR・図面解析AI等の企業DX支援ソリューション(DX-AI Solutions)の2軸で事業を展開する。
主要顧客はボッシュ株式会社、本田技研工業株式会社、フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社、加賀FEI株式会社等の自動車関連大手。中国・北京に研究開発子会社を持ち、博士号取得者を含む高度人材が研究開発を担う。
ビジネスモデル
顧客の車載カメラやDXソリューション向けにソフトウェアのカスタマイズ・実装を行う対価を受託開発収入として計上し、量産開始後は搭載台数・使用量に応じたソフトウェア使用料をライセンス収入として継続的に獲得する。2025年6月期実績では受託開発収入340百万円(構成比68%)、ライセンス収入158百万円(同32%)。
量産・継続ライセンス案件への注力によりストック型収入の積み上げを目指す。
企業の強み
2025年6月期末時点で当社ライセンス製品の量産台数は累計290万台を突破。ボッシュ株式会社、本田技研工業株式会社等の大手自動車関連企業との取引実績が、技術信頼性の証左となっている。
2023年6月にボッシュ株式会社と資本業務提携契約を締結。2025年6月期においてもボッシュ向け売上高は139百万円(全体の27.9%)を占め、共同開発案件の深耕が継続している。
研究開発メンバーは博士号取得者をはじめとした高度な知識を有する人材で構成。2025年6月期の研究開発費は124百万円を投じ、生成AI・LLM・図面解析技術の開発を推進している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2026年6月期第3四半期累計(9ヶ月)の売上高は366百万円(前年同期比9.3%減)、営業利益は4百万円(同81.3%減)、経常利益は4百万円(同83.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2百万円(同81.9%減)。大手自動車メーカーとの共同開発案件中断による受託開発収入の減少が主因。
ライセンス収入は量産台数好調により増加したが補填に至らず。売上総利益率は73.8%と前年同期(64.5%)から改善した一方、販管費が265百万円(前年同期235百万円)に増加し営業利益を圧迫。
財政状態は総資産726百万円、自己資本比率95.3%と財務健全性は維持。通期業績予想(売上高540百万円・営業利益17百万円)は変更なし。
成長戦略
Mobility Solutionsの量産拡大とDX-AI Solutionsの多業種展開による二軸成長
ADAS・DMS向けライセンス製品の新規量産案件獲得を継続推進。累計360万台を突破しており、新車搭載モデルの量産継続によるストック型ライセンス収入の積み上げを図る。
2023年6月締結の資本業務提携に基づき、ボッシュ株式会社との共同開発案件が進行中。グローバル自動車メーカーへのアクセス拡大と技術力強化を目指す。
図面解析AI「Drawing-AI」のリリース等、DX-AI Solutionsのサービス分野を拡大。少子高齢化・人口減少に伴う労働力課題をAIで解決する需要を取り込み、自動車以外の業種への展開を推進する。
最終更新: 2026年7月17日

