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株式会社イムラ

3955東証スタンダードパルプ・紙

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株式会社イムラ3955

事業内容

株式会社イムラは1950年創業の封筒・パッケージ専業メーカーで、東京証券取引所スタンダード市場に上場。パッケージソリューション事業(封筒製造販売・軽量ECパッケージ等)を主力に、メーリング&デジタルソリューション事業(DM発送代行・BPO・データプリント等)、その他(医療機関向け印刷物・包装・海外事業)の3セグメントで構成される。

主要顧客は通信・電力・金融機関・官公庁・通販事業者等で、国内複数工場とベトナム子会社(SONGLAM)を含む6社体制で事業を展開する。2026年1月期の連結売上高は21,831百万円。

ビジネスモデル

パッケージソリューション事業では自社工場での封筒・包材製造と販売を一体運営し、内製化推進による外注加工賃抑制でコスト競争力を確保する。メーリング&デジタルソリューション事業では封入・梱包・発送代行・データプリント・キャンペーン事務局等のBPOサービスを提供し、顧客の業務プロセスを受託することで継続的な収益を獲得する。

官公庁・通販・金融機関等の安定顧客基盤が収益の下支えとなっている。

企業の強み

1960年のプラマド封筒自社開発を皮切りに、サイドシーム封筒(1977年)、エンボス封筒(米国TENSION INTERNATIONAL社技術導入、1998年)など独自製品を継続的に市場投入。70年超の製造ノウハウと複数工場体制(奈良新庄・相模原・都城・御所・筑波等)が参入障壁を形成している。

住民向けサービス通知・選挙関連等の官公庁需要が業績の下支えとして機能。通販市場は1998年度以来2023年度まで25年連続拡大(公益社団法人日本通信販売協会調査)しており、軽量ECパッケージ商材の投入により成長市場への取り込みを進めている。

2026年1月期末の自己資本比率は70.9%(前期比7.8ポイント低下も依然高水準)、純資産は16,758百万円。新工場建設に伴う短期借入金増加(2,090百万円増)があったものの、財務基盤は堅固であり、中長期的な設備投資余力を保持している。

エンヴァリスの着眼点

2027年1月期第1四半期の減価償却費は279百万円と前年同期(190百万円)比46.8%増加。奈良新庄第2工場の稼働開始が主因であり、営業利益は236百万円(前年同期比53.8%減)と急落した。

通期予想の営業利益700百万円(前期比38.4%減)達成には、残り3四半期で464百万円の営業利益確保が必要であり、下期の挽回力が問われる局面にある。

メーリング&デジタルソリューション事業の第1四半期営業利益は4百万円(前年同期比97.2%減)と事実上消滅。官公庁需要(国勢調査等)の反動減に加え、大口企画案件の手控えが重なった。

外部環境として郵便料金改定(2024年10月)による郵便取扱数量の減少幅拡大も逆風であり、構造的な需要減少と一時的な需要剥落が複合している点が懸念材料。

その他セグメントは第1四半期に営業利益24百万円を計上し、前年同期の71百万円の営業損失から黒字転換した。海外子会社の事業基盤再構築と国内子会社の価格改定(駆け込み需要含む)が寄与。

ただし売上高653百万円・営業利益24百万円と規模は小さく、全社業績への貢献は限定的。駆け込み需要の反動が次四半期以降に出る可能性にも留意が必要。

成長戦略

「IMURA VISION 2030 StageⅡ」のもとECパッケージ・BPO・海外展開で成長基盤を構築

通販市場の継続的拡大(1998年度以来2024年度まで26年連続拡大)と脱プラスチックの流れを受け、軽量ECパッケージ・包材商材の開発・拡販を推進。2027年1月期第1四半期においても商品パッケージの売上拡大が進んでいることが確認されている。

2026年2月に奈良新庄第2工場が稼働開始し、西日本地区のパッケージソリューション事業とメーリング&デジタルソリューション事業の機能を集約。生産能力増強と顧客対応力向上を図るが、現時点では償却費負担増が先行し収益を圧迫している。

紙とデジタルの融合サービス展開・内製化推進による外注費抑制・新規案件獲得を通じた収益基盤の強化を図る。2027年1月期第1四半期は官公庁需要剥落と大口案件手控えが重なり営業利益4百万円と事実上消滅しており、回復が急務。

海外子会社において新規取引先の開拓を推進するとともに、事業基盤再構築の取組みを継続。2027年1月期第1四半期にその他セグメントが営業利益24百万円と黒字転換しており、再構築効果が一定程度顕在化している。

最終更新: 2026年7月17日