特定品目への依存リスク
主力のアルミ電解コンデンサ用セパレータが高い市場シェアを持つ一方、世界の需要動向が業績全体に直結する構造となっている。特定品目の需要変動が業績に与える影響を極小化するため、機能材等の拡販および新事業創出に取り組んでいる。
価格競争による販売価格下落
コンデンサメーカーのグローバル競争激化を背景に、アルミ電解コンデンサ用セパレータの販売価格への下落圧力が将来的に強まる可能性がある。対応策として、顧客・市場ニーズに応える研究開発を推進し、高品質・高信頼性製品による差別化を図っている。
為替レート変動リスク
製品販売および原材料仕入の一部が外貨建て取引であるため、為替相場の変動が外貨建て資産・負債に影響を与える可能性がある。為替変動リスク管理規定を設け、為替予約や外貨建て借入等を活用しているが、リスクを完全に排除することはできない。
原材料調達リスク
主要原材料であるパルプの多くを海外から輸入しており、気候変動や政情不安による供給不足が発生した場合に調達コストの上昇や調達困難が生じる可能性がある。原則2社購買体制の維持、供給不安の少ない原材料への切り替え、在庫確保等により安定調達に努めている。
エネルギー価格変動リスク
セパレータ製造において電力およびLNGを使用しており、これらの価格変動が業績に影響を与える可能性がある。省エネ効果が得られる設備投資や省エネ活動の推進によりエネルギー使用量の削減に努めているが、価格変動リスクを完全に回避することはできない。
設備投資による業績影響
生産能力増強のための設備投資を計画的に実施しているが、製造設備の新設・増設には多額の投資を要するため、減価償却費負担の増加および借入金増加による支払利息の増加等により、一時的に業績に影響を与える可能性がある。需要予測に基づく計画的な投資実施により影響の極小化を図っている。
人材確保リスク
競争力の維持・向上には製品開発および製造等に必要な人材の安定的な採用・確保が不可欠であり、人材不足が生じた場合に事業運営に支障をきたす可能性がある。健康経営の推進や「健康経営優良法人」選定等、働きやすい職場づくりを通じて人材の定着を図っている。
災害・感染症による事業中断
南海トラフ地震等の大規模地震、風水害、火災、感染症等の発生により、従業員の安全確保・原材料確保・生産継続等に支障をきたし、業績および財政状態に影響を与える可能性がある。高知県内3拠点・鳥取県・マレーシアへの生産拠点分散、原材料・製品在庫の確保、BCP対策の推進により事業継続体制を構築している。
気候変動・ESG規制リスク
脱炭素社会実現に向けた政府の規制強化やサプライチェーンにおける人権問題が発生した場合、原材料確保や生産体制に支障をきたし業績に影響を与える可能性がある。LNG使用・太陽光発電設備導入・再生可能エネルギー由来電力の活用、「購買方針」および「グリーン調達基準」の策定等により対応を進めている。
情報セキュリティリスク
技術情報等の機密情報や顧客情報を保有しており、コンピュータウイルス感染やサイバー攻撃等による情報流出が発生した場合、社会的信用の失墜による企業価値低下および被害顧客への補償により業績に影響を与える可能性がある。セキュリティシステムの強化および定期的な社内教育の実施により情報流出防止に取り組んでいる。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

