事業内容
株式会社アドバンスト・メディアは「HCI(Human Communication Integration)の実現」をビジョンに掲げ、独自開発のAI音声認識エンジン「AmiVoice®」を核とした製品・サービスを展開する音声AI専業企業。コンタクトセンター(CTI事業部)、議会・会議(VoXT事業部)、医療(医療事業部)、API・製造物流(SDX事業部)の4事業部をBSR1(第一の成長エンジン)として、建設・不動産(BDC本部)・海外・連結子会社をBSR2(第二の成長エンジン)として8つのプロフィットユニットで構成。
医療施設20,032施設、コールセンター610社、建設・不動産578社など幅広い業界に導入実績を持ち、2026年3月期売上高は7,063百万円と過去最高を更新した。
ビジネスモデル
サービス事業(クラウド型サブスクリプション)、プロダクト事業(ライセンス販売)、ソリューション事業(受託開発)の3形態で収益を得る。BSR1全事業部でストック型売上高の拡大を推進しており、2026年3月期末のBSR1ストック比率は80.0%(前期比+5.4%pt)に達した。
大手SIerや販売パートナーとの連携による間接販売も活用し、顧客基盤の拡大と継続課金による安定収益を両立している。
企業の強み
医療専門用語対応エンジンを搭載した医療施設20,032施設、コンタクトセンター610社、建設・不動産578社、議会・自治体等3,176施設への導入実績を持つ。業界ごとに最適化された音声認識エンジンと製品群は競合が短期間で模倣困難な参入障壁を形成しており、合同会社ecarlate調査で音声認識ソフトウェア/クラウドサービス市場1位を獲得(2026年4月)している。
BSR1全体のストック売上高は4,973百万円(前期比+12.2%)、ストック比率は80.0%(前期比+5.4%pt)に達した。CTI事業部82.9%、VoXT事業部96.7%、SDX事業部76.2%と各事業部でサブスク化が進展しており、景気変動に対して相対的に安定した収益構造を実現している。
2026年3月期末の自己資本比率は84.2%(前期77.1%から改善)、現金及び現金同等物は5,489百万円。長期借入金の返済が進み負債合計は2,635百万円まで圧縮された。営業キャッシュフローは1,853百万円と安定的に創出しており、M&Aや先行投資を自己資金で賄える財務的余力を有する。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022年3月期4,461百万円→2026年3月期7,063百万円と5期連続増収・過去最高を更新(前期比+6.0%)。一方、営業利益は2026年3月期1,440百万円と前期比▲0.2%と微減に転じ、売上高営業利益率は21.6%→20.4%へ低下。
売上原価増加と人材・開発への先行投資拡大が要因。経常利益は受取利息増加(外部要因として金利上昇)や為替差益増加(外部要因として円安)により前期比+1.2%の1,558百万円で過去最高。
当期純利益は投資有価証券売却益997百万円の計上により1,739百万円(前期比+23.5%)と過去最高。BSR1ストック売上高は4,973百万円(前期比+12.2%)、ストック比率80.0%と収益の質は着実に向上している。
成長戦略
BSR拡大期最終年に売上高10,000百万円・営業利益1,500百万円を目指しAISH市場を開拓
当初目標の営業利益25億円を15億円へ修正。M&Aに伴う収益構造変化・原価上昇・先行投資の影響を反映。2027年3月期はIFRS基準で売上収益10,000百万円、営業利益1,500百万円、親会社所有者帰属当期利益1,100百万円を予想。
M&Aを含む他社連携によりAISH製品・サービスの販路開拓と販売拡大を推進。2026年4月に株式会社featを完全子会社化し、開発力・人材を取り込み「音声AIイネイブラー」としての複合ソリューション創出を図る。
CTI・VoXT・医療・SDX各事業部でライセンス数を継続的に積み上げ、ストック比率を向上。2026年3月期末BSR1ストック比率80.0%(前期比+5.4%pt)、ストック売上高4,973百万円(前期比+12.2%増)を達成。
生成AI・AIエージェント(GAI)と自社PAI(パーソナライズAI)を組み合わせたAI集合化モデル(SAM)・AWB(AISH Work Basis)の販路開拓と販売拡大により、次の3か年(AISH導入展開期)への踏み台を構築する。
資本市場における財務情報の国際的な比較可能性向上を目的に、2027年3月期第1四半期よりIFRSを任意適用。グローバル投資家へのアピール強化と資本効率向上を図る。
最終更新: 2026年7月19日

