事業内容
株式会社スタジオアタオは「ファッションにエンタテイメントを」を経営理念に掲げ、神戸旧居留地発祥の『ATAO』を旗艦ブランドとして、『IANNE』『ILEMER』『StrawberryMe』の計4ブランドを展開するオリジナルバッグ・財布等の企画・販売会社。国内12店舗(百貨店・商業施設)および自社ECサイト「ATAOLAND+」・楽天市場・Yahoo!ショッピングを通じて販売。
主要顧客は国内女性ファッション層を中心に、近年は男性客・若年層・インバウンド客への拡大を図っている。東京証券取引所グロース市場上場。
ビジネスモデル
自社企画商品を直営店舗(12店)とECサイト群(ATAOLAND+・楽天・Yahoo!)で販売する直販モデル。生産管理は株式会社サカタへ委託し、企画・販売に経営資源を集中。
販売スタッフを正社員として採用しブランドPRの広告塔と位置づけ、SNS・ブログを活用したO2O施策でオンライン・オフラインの相互送客を実現。トレンドに左右されない定番商品の育成とリピーター獲得により安定収益を追求する。
企業の強み
「トレンドに左右されない商品企画と定番商品を人気商品化するノウハウ」を核心的強みとして標榜。limoシリーズ等の長期定番商品群を保有し、ブームで終わらないブランドファンの育成に注力。2025年2月期の既存店舗売上は前期比+6.8%増と安定成長を維持している。
2022年8月開設のモール型ECサイト「ATAOLAND+」を中核に、2023年10月の楽天市場支店、2024年11月のYahoo!店を順次開設。2025年2月期のインターネット販売は1,786百万円(前期比+23.5%増)と高成長を実現し、店舗販売(1,903百万円)と並ぶ主要チャネルに成長した。
ILEMERブランドでサンリオキャラクターズ(ハローキティ50周年・リトルツインスターズ50周年)とのコラボアイテムを展開し、新規客・インバウンド客の取り込みに貢献。2024年11月にはアメリカの雑貨チェーン「HOTTOPIC」への販売を開始し、海外展開の実績を積み始めている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2023年2月期3,709百万円をピークに2024年2月期3,241百万円へ落込んだ後、2025年2月期3,696百万円・2026年2月期4,126百万円と回復基調。営業利益は2023年2月期の△257百万円を底に2026年2月期239百万円まで改善。
2027年2月期第1四半期は売上高1,071百万円(前年比0.3%増)・営業利益92百万円(同0.9%増)・四半期純利益64百万円(同25.1%増)と増収増益を維持。純利益の大幅増は法人税等の減少(前年40百万円→当期29百万円)が寄与。
外部要因として物価高・資材高騰が継続するが、棚卸資産評価損の減少により売上総利益率が68.0%→71.0%へ改善した点が利益拡大を支えた。通期予想(売上高4,500百万円・営業利益330百万円)に変更なし。
成長戦略
OMO強化・新ECチャネル拡充・新規出店・新商品投入の4軸で中長期成長を追求
モール型新ECサイト「ATAOLAND+」に加え「ATAO楽天市場支店」「アタオYahoo!店」を開設し、複数ECチャネルを整備。広告効果の改善と全体売上への好影響が確認されており、店舗とECの相互送客による顧客接点の最大化を図る。
2026年4月にATAOあべのハルカス店・ILEMER新宿店(新宿マルイ本館)を新規出店、2026年3月に「ILEMER TOKYO avec le IANNE」を日比谷シャンテ1階へ拡張移転。当1Qで店舗販売が前年比8.1%増と牽引しており、出店効果が数値に表れている。
ATAO18周年記念「SAFARILANDシリーズ」、ブランド設立20周年限定「ブロックパーティ・キャンディミックス」「SAFARILANDクラシック・チェス」等を投入し、幅広い層への訴求を強化。新規客・男性客の取込みに貢献していると開示されている。
IANNEブランドで「グラフィティシリーズ」アパレル関連グッズが好調に推移しブランド全体の底上げに貢献。ILEMERではリトルツインスターズ50周年コラボアイテム・ブランド10周年限定ハッピードールが好評を得ており、ブランド認知拡大に寄与している。
最終更新: 2026年7月17日

