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株式会社ビーロット

3452東証スタンダード不動産業

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株式会社ビーロット3452

事業内容

株式会社ビーロットは2008年設立の東証プライム上場の総合不動産投資会社。不動産投資開発事業(主力)・不動産コンサルティング事業・不動産マネジメント事業の3セグメントを展開する。

収益性・遵法性等に問題を抱え過小評価された事業用不動産を取得・再生し、上場企業創業者・地主層・外資系金融機関役職員等の個人富裕層や不動産ファンド・REITへ販売する。関東圏を中心に北海道・中部・関西・九州・沖縄の全国5拠点体制で展開し、2025年12月期の連結売上高は37,778百万円に達する。

ビジネスモデル

80行超の金融機関からの借入を活用して販売用不動産を仕入れ(期末在庫61件)、企画開発・権利調整・リニューアル等で資産価値を引き上げたうえで富裕層・REIT等へ売却し売却益を計上する。保有期間中は不動産マネジメント事業が賃料収入を創出し、不動産コンサルティング事業が仲介手数料を積み上げる。

3事業の連携により在庫積み上げ→賃料収入→売却益という複合的な収益構造を形成している。

企業の強み

全国80行超の金融機関との取引関係を構築し、2025年12月期に長期借入れ収入36,692百万円を実現。販売用不動産を担保とした物件単位の借入により資本効率を高めながら在庫を積み上げ、期末在庫61件・セグメント資産72,595百万円の規模を維持している。

不動産マネジメント事業は売上高4,950百万円に対しセグメント利益2,494百万円・利益率50.4%を達成。管理運営受託件数は前期160件から166件へ増加し、インバウンド需要回復による宿泊系不動産の稼働率改善・客室単価上昇が賃料収入を押し上げた。

関西圏での受託件数も前期5件から8件へ拡大している。

不動産コンサルティング事業で収集した物件情報を投資開発事業の仕入に活用し、保有期間中はマネジメント事業が収益改善を担い、売却後も仲介・管理で顧客との関係を継続する。野村不動産マスターファンド投資法人への3,803百万円(売上高比10.1%)の大型売却実績がグループ連携の成果を示す。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期の親会社株主帰属純利益は2,476百万円と、通期予想5,000百万円の49.5%を1四半期で達成した。渋谷区大型案件の決済が第1四半期に集中した特殊要因を割り引いても、営業利益率31.4%・経常利益率28.4%は高水準。

通期業績予想(営業利益8,400百万円、前期比10.8%増)は据え置かれており、残り3四半期の案件積み上げ次第では上振れ余地がある。

2026年12月期第1四半期末の長期・短期借入金合計は71,561百万円(短期9,804百万円+1年内返済予定16,013百万円+長期45,744百万円)に上り、支払利息は前年同期181百万円から404百万円へ倍増した。自己資本比率は21.0%と前期末(19.7%)から改善したものの、外部要因として金利上昇局面が続く中、調達コスト増が利益を圧迫するリスクは継続している。

不動産コンサルティング事業の第1四半期売上高は341百万円(前年同期比42.0%減)、セグメント利益143百万円(同42.4%減)と大幅に落ち込んだ。仲介成約件数18件(前年同期23件)・マンション販売受託引渡件数113件(同168件)と件数面でも減少しており、主力の不動産投資開発事業の好調に隠れているが、軽資産型収益源の縮小は事業ポートフォリオの安定性という観点から継続的なモニタリングが必要である。

成長戦略

富裕層・不動産領域の深耕、M&A積極推進、DX加速による「100年成長し続ける企業グループ」の実現

富裕層マーケット拡大と海外投資家需要を背景に、超優良立地物件への仕入を厳選集中し事業者間流通での高利益率売却を追求。2026年12月期第1四半期に渋谷区大型案件の決済が実行され、セグメント利益率34.6%を達成した。

管理運営受託件数を165件(前年同期162件)に拡大。AM事業ではデータセンター・冷凍冷蔵倉庫など時流を捉えた多様なアセットの運用を推進し、安定収益基盤の強化を図る。成功報酬型コンサルティング受託も増加中。

連結子会社クマシュー工務店(在庫171件)の底地権・権利調整ノウハウを活用し、商品ラインナップを拡充。再生可能エネルギー(蓄電池)用地等の新規アセットカテゴリーへの展開も進めている。

2026年12月期の年間配当予想を80円(前期73円から9.6%増)に引き上げ。1株当たり当期純利益予想268.30円に対する配当性向は約29.8%。配当予想の修正(有)として開示済み。

最終更新: 2026年7月17日