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コンバム株式会社

6265東証スタンダード機械

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コンバム株式会社6265

事業内容

コンバム株式会社(旧・株式会社妙徳)は1972年に真空発生器「コンバム」を発売して以来、50年超にわたり真空機器専業メーカーとして事業を展開する。主力製品は真空発生器(エジェクタ)、真空吸着パッド、圧力センサ、ロボットハンドキット等で、各種製造工場の自動化装置・産業用ロボット向けに供給する。

国内(日本)を中心に韓国・タイに連結子会社を持ち、日本・韓国・東南アジアの製造業顧客を対象とする。全製品の開発は国内親会社が一元的に担い、製造・販売は各拠点が担う体制。

東京証券取引所スタンダード市場上場。

ビジネスモデル

製品開発を国内親会社に集約し、製造は日本・韓国拠点が担う垂直統合型の製造販売モデル。国内では株式会社日伝(売上高比22.2%)・ダイドー株式会社(同17.2%)等の販売店を主要チャネルとし、製造業向けに幅広く製品を供給する。

売上の約82%を国内セグメントが占め、残りを韓国・タイの海外子会社が担う。設備投資と研究開発(2025期研究開発費78百万円)を継続的に行い、新製品投入と新規顧客獲得で売上基盤を拡大する戦略をとる。

企業の強み

1972年に真空発生器「コンバム」を発売し、同商標は業界に広く浸透。50年超の専業メーカーとしての技術・ノウハウを背景に、エジェクタ・吸着パッド・圧力センサ等の製品ラインを自社開発。全製品の開発を国内親会社に集約し、品質・機能の継続的向上を実現している。

2025期末時点で資産合計6,404百万円に対し負債合計363百万円、純資産6,040百万円と無借金に近い財務構造を維持。自己資本比率93.6%は製造業として突出して高く、現金及び現金同等物2,253百万円を保有。財務リスクは極めて低く、設備投資・研究開発への自己資金対応が可能な体制。

産業用・協働ロボット向けロボットハンドのバリエーション拡充を継続的に推進。2025期にはクラフト紙袋搬送用ハンド(SGP-H2)・袋物小型ハンド(SGR)・協働ロボット用マルチアダプタ等を開発。省人化・自動化需要を背景にロボットハンド関連製品の引き合いが増加し、新規顧客獲得に貢献している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期第1四半期は売上高561百万円(前年同期比+15.5%)、営業利益109百万円(同+18.6%)と順調な滑り出し。通期予想(売上高2,264百万円、営業利益294百万円、当期純利益232百万円)に対する第1四半期進捗率は売上高24.8%、営業利益37.1%と高水準。

ただし通期当期純利益は前期比△6.6%の減益予想であり、下期の費用動向や税負担に注意が必要。

日本・韓国セグメントでは半導体製造装置関連需要の回復の兆しが確認され、特に韓国セグメントの営業利益は前年同期比649.1%増と急回復。一方、タイ(その他)セグメントは売上高が前年同期比71.9%と減収かつ営業損失1,688千円を計上。

外部要因として、中東地政学リスクに起因するエネルギー価格変動や円安・ウォン安の為替影響が包括利益を圧迫しており(第1四半期包括利益28百万円、前年同期比△38.5%)、引き続き注視が必要。

上位販売店への売上集中リスクおよび鉱工業生産活動への依存という構造的課題は解消されていない。2026年12月期の業績予想は2026年2月13日公表値から修正なし。

第1四半期の好調な進捗を踏まえても会社側は予想を据え置いており、下期の需要動向・原材料コスト・為替次第で上振れ余地があるか、保守的な予想設定の意図があるかを見極める必要がある。

成長戦略

ロボットハンド拡大・新製品開発・海外拠点強化の三本柱で持続的成長を目指す

省人化・自動化需要を取り込むべく、吸着ハンドの電動化推進および新素材・新形状吸着パッドの開発を継続。2026年第1四半期においてロボットハンド関連製品の引き合いは旺盛で、新製品投入と新規顧客獲得を中心とした営業活動を展開中。

日本・韓国セグメントで半導体製造装置およびメンテナンス需要の回復の兆しを確認。真空機器・吸着パッドの受注増加が2026年第1四半期業績に寄与しており、本格回復局面での売上拡大を目指す。

韓国セグメントは2026年第1四半期に営業利益6,433千円(前年同期比649.1%増)と急回復。タイ拠点は自動車・食品関連設備への製品投入を継続するも営業損失が続いており、東南アジア市場での黒字化が課題。

最終更新: 2026年7月17日