プログリット 2Q 決算説明会速報

初のM&Aでスタディーハッカー260名体制へ、1月需要期の投資方針転換が奏功しサブスク比率43%到達

配信日2026年4月9日 18:55 JST

サマリー

2Q売上高1,656百万円(前年同期比+19.3%)は過去最高を更新、サブスク型英語学習サービスが+47.2%と全体成長を牽引。営業利益252百万円(同▲28.8%)は1月需要期へのマーケティング集中投下による想定通りの着地であり、通期予想(売上高7,100百万円、営業利益1,420百万円)の達成を見込む。決算と同時にスタディーハッカーの100%子会社化と英単語アプリ「プロワーズ」のリリースを発表し、英語コーチング領域で国内最大級の約260名体制を構築。経営陣はサービス間連携の強化とM&Aによる事業領域拡大を今後10年の変革の柱と位置付けた。

ポイント(決算の要点と成長アクション)

  • 経営戦略と市場認識
    • 法人向け事業を戦略の柱と明言、利益率の高さと継続性を理由に挙げた
    • 英語学習領域にとどまらず人材育成・グローバル人材開発領域へのM&A参入を表明
    • AI進化下でもビジネス目的の英語学習ニーズは高まると認識、リアルタイムコミュニケーション領域に注力
  • 足元の事業進捗と要因
    • 1月に全サービスで過去最大の需要を獲得、投資方針変更の成果を経営陣が明言
    • 受注の売上転化は役務提供ベースのため3Q以降に偏重、契約負債は初の10億円超
    • スピフル有料会員数13,287名(前年同期比3.1倍)は想定以上の伸びとCFOが補足
  • 戦略的な重要施策や変化点
    • スタディーハッカー(ENGLISH COMPANY)を100%取得、3Qより連結決算移行
    • 英単語アプリ「プロワーズ」を完全無料でリリース、共通ポイントやアプリ間連携を計画
    • サービス統合はせず別ブランド運営を維持、顧客属性の違いを活かし棲み分ける方針

今後の見通しと戦略

  • 通期業績予想は売上高7,100百万円(+23.5%)、営業利益1,420百万円(+18.0%)を据え置き、進捗率は売上47%/営業利益49%
  • 2026年8月期 第3四半期より連結決算へ移行予定。連結決算移行による2026年8月期業績への影響は精査中(開示すべき影響が判明次第開示予定)
  • M&A対象は数億〜数十億円規模、英語学習(成人/幼児)に加え人材育成・グローバル人材領域まで幅広く検討
  • 3Qに1校舎新設予定、コンサルタント数は期末161〜170名の計画線上で推移(2Q末151名)
  • 配当性向30%目安を維持、年間配当22円(前期19円)を予定、初の中間配当11円を実施済み
  • 岡田社長は10周年を機に、今後の10年に向けて、英語教育にとどまらない事業展開で劇的な変革を目指すと表明

ポジティブ要因

  • サブスク売上構成比43%到達、シャドテン月間売上約205百万円(年換算約24億円規模)
  • 卒業生満足度4.5/5.0、継続コース入会率74%、友人紹介率18%と高水準を維持
  • 法人研修導入企業374社(前年同期比+61社)、売上1兆円以上企業のカバー率22%で拡大余地
  • スタディーハッカー統合で260名の英語専門家体制、56,000人分の学習データ活用が可能に
  • 売上総利益率75%と高水準維持、サブスク構成比上昇が季節性の影響を吸収
  • プロワーズ(無料)によるファネル最下層の獲得とサービス間送客の仕組みを構築中

懸念事項・リスク

  • スタディーハッカーは2026年3月期で減収・営業損失見込み、純資産△597百万円と債務超過状態(2025年3月期実績)
  • のれん348百万円(純資産比13.6%)が発生見込み、連結後の自己資本比率は54.2%→46.2%に低下
  • 2Q営業利益率15.3%(前年同期25.6%)、S&M比率45%と高水準。3Q以降の低下が計画通り進むか要確認
  • ディアトークはマーケティングをほぼ停止しプロダクト磨き込みフェーズ、収益貢献時期は未定
  • 賃上げ促進税制の非適用により当期純利益率は前期15.5%→予想13.6%に低下

業績ハイライト

2Q売上高・売上総利益はともに四半期ベースで過去最高を更新。1月の需要期にマーケティング投資を集中させたため営業利益は前年同期比▲28.8%となったが、2Q累計の営業利益進捗率は49%と通期計画に対し想定線上。自己資本比率54.2%、現預金3,559百万円と財務基盤は安定。

  • 連結業績サマリー
  • セグメント別業績(2Q単体)
項目当期累計(2Q)前年同期累計前年同期比当四半期(2Q)前年同四半期前年同四半期比
売上高3,332百万円2,808百万円+18.6%1,656百万円1,387百万円+19.3%
営業利益701百万円799百万円▲12.3%252百万円354百万円▲28.8%
純利益486百万円586百万円176百万円259百万円▲32.1%
  • シャドテン有料会員数: 11,556名(前年同期比 +36.6%)
  • スピフル有料会員数: 13,287名(前年同期比 3.1倍)
  • 法人研修導入企業数: 374社(前年同期比 +61社)
  • 英語コンサルタント数: 151名(前四半期末比 +7名)
  • シャドテン月間売上高: 約205百万円
  • スピフル月間売上高: 約49百万円
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